学部・研究科・附属病院の歴史

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看護学部・看護学研究科

組織の変遷

看護学部・看護学研究科の設立からの20年間のあゆみ

 名古屋市立大学看護学部は平成10年(1998)12月に文部省より設置認可を受け、平成11年(1999)4月に設立された。平成18年(2006)4月1日、名古屋市立大学は公立大学法人名古屋市立大学として新たな一歩を踏み出した。公立大学の中でも医学部・薬学部・看護学部の医療系三学部を有する唯一の総合大学であり、現在までに、看護師、保健師、助産師として保健・医療・福祉の現場で活躍する1,421名の卒業生を輩出している。


この20年の足跡

平成11年(1999)4月 看護学部(入学定員80名、助産師教育課程選択制)設置
平成15年(2003)4月 大学院看護学研究科修士課程(入学定員12名)設置
平成17年(2005)4月 大学院看護学研究科博士課程(入学定員:前期課程12名、後期課程5名)設置
平成19年(2007)4月 看護学部助産教育課程選択制の廃止
平成19年(2007)4月 大学院看護学研究科博士前期課程にクリティカルケア看護専門看護師教育コース設置
平成20年(2008)4月 大学院看護学研究科大学院看護学研究科博士前期課程に助産学領域を設置(入学定員24名に増員)
平成22年(2010)3月 西棟実習室・講義室完成
平成24年(2012)4月 大学院看護学研究科博士前期課程に精神看護専門看護師教育コース設置
平成24年(2012)4月 看護学部保健師教育課程選択制に変更(定員20名程度)
平成24年(2012)4月 看護実践研究センター設置
平成29年(2017)4月 医療心理センター内に「こころの看護相談室」を開設
平成30年(2018)4月 看護実践教育共同センター設置
平成31年(2019)4月 名古屋市立大学大学院看護学研究科へ部局化

保健師・助産師教育の変遷

 設立当初、看護師保健師の統合カリキュラムで教育され、助産師課程のみが選択制であった。平成20年(2008)度からは博士前期課程に助産学分野が追加されたことを受け、助産師教育が学部から大学院に移り、入学定員を増員し教育の充実を図った。また、看護大学の増加に伴い、保健師教育における実習場所の確保の点から愛知県の要請を受け、平成24年(2012)より保健師教育課程が定員20名の選択制に変更された。

教員組織の変遷

 設立当初の教員組織から、いくつかの変遷を経て37名の教員が看護学教育・研究にあたっている。令和2年(2020)現在の看護学研究科の教員数(定員数)は、教授17人、准教授10人、助教10人、合計37人である。学部・大学院の9年間の一貫した教育・研究機関としての体制を整えるため、健康支援看護学分野として「性生殖看護学・助産学」「成育保健看護学」「クリティカルケア看護学」「がん看護・慢性看護学」「高齢者看護学」、ケアシステム看護学分野として「看護マネジメント学」「感染予防看護学」「精神保健看護学」「地域保健看護学」「国際保健看護学」の合計10の看護学領域と健康科学領域から構成されている。

名古屋市立大学病院看護部との協働

 時代の変化に的確に対応し、15年後の明るい未来を構築していくために、開学記念日である平成26年(2014)10月28日に「名市大未来プラン」が作成された。看護学部では「誰からも愛され頼りにされる名市大看護学部・看護学研究科に」をビジョンとして掲げ、名古屋市立大学病院看護部と連携した教育・研究の発展と、地域の保健・医療・福祉に貢献を目指し、平成24(2012)年4月に名古屋市立大学看護実践研究センター、平成30年(2018)4月に名古屋市立大学看護実践教育共同センターを設置した。