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同窓会長祝辞

瑞友会(医学部同窓会)

瑞友会会長 山本喜通

瑞友会会長
山本 喜通

 戦時下、昭和17年(1942)に制定された国民医療法に基づいて同年に日本医療団が設立され、現物出資により名古屋市民病院(戸谷銀三郎院長、跡地に名古屋市博物館)がこの医療団に統合されそうになりました。これに対して名古屋市は、厚生省の手から逃れるべく、昭和18年(1943)にニーズの高かった女性医師を養成する名古屋市立女子高等医学専門学校(5年制、入学定員120名)を開校し、市民病院をその附属医院(文部省管轄)としました。戦後、昭和22年(1947)に名古屋市立女子医科大学(旧制、入学定員40名)が設立され、これが昭和25年(1950)に名古屋薬科大学との統合により名古屋市立大学となり、以来70年に渡って発展し続け今日に至っています。
 医学部入学定員は大学開学時の40名から漸増して今や地域枠7名を含め97名となり、同窓会の正会員数も医学部関係者を加えて4,569名(令和元年度末)になりました。これに学生会員595名を合わせると5,164名で、今後もしばらくは増え続ける見込みです。
 我が同窓会のパワーは、その5,164名の会員が持つ、各人特異な医学・医療、その他の分野の知識・能力にあると考えます。同窓会の存在意義は、会員同士が世代を超えて知り合い、理解・協力し合う場を提供することにあります。会員同士が情報を共有することで互いの知識・能力を補完し合えば、それが同窓会パワーをさらに強めることに繋がります。今般締結された時事通信社との包括連携協定により、同窓会パワーが飛躍的に増大すると期待しています。