祝辞・挨拶

祝辞・挨拶

HOME > 祝辞・挨拶 > 研究科長・病院長挨拶 > 総合生命理学部・理学研究科

研究科長・病院長挨拶

総合生命理学部・理学研究科

理学研究科長
湯川 泰

 我が国にとって科学は重要な発展の礎です。優れた科学・技術の創成には、それらを下支えする膨大な基礎科学の蓄積が不可欠で、そこに本研究科・学部が追究する分野があります。理学研究科の前身はシステム自然科学研究科で、まさにミレニアム・イヤーの平成12年(2000)にその産声をあげました。設置当初は25名の教員が研究、大学院教育および教養教育に専念し、現在までに博士前期課程266名、博士後期課程19名の修了生を世に送り出しました。そして設置から20年を経た今年度、研究科名称を「理学研究科」に改め、社会ニーズと大学構想にマッチした23名の教員構成のもと、研究と教育を次のステージへと高める決意を示しました。
 新たなスタートとして、もう一つ特筆すべき出来事は理学系学部の設置でした。平成30年(2018)、生命科学、物質科学、数理・情報科学をバランスよく修得した理系人材を輩出すべく、総合生命理学部・総合生命学科が設置されました。理学系学部を本学に作ることは研究科創設前からの悲願で、これまで多くの諸先輩方が努力を重ねてきたことをここに記しておかなければなりません。学部生は1期目は40名、2期目は43名、そして3期目の今年度は51名が入学しました。18歳人口減少の中でも、幸いに志願倍率は増え続け、社会のニーズを確実に捉えることができたと実感できました。学部が加わったことに伴い、既存の研究科同窓会は「瑞滝会」と正式に命名され学部・研究科のサポート組織へと発展しました。これからの本研究科・学部の活躍にご期待ください。

総合生命理学部、大学院理学研究科

2018年 学部設置記念式典
2018年 学部設置記念式典