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研究科長・病院長挨拶

人文社会学部・人間文化研究科

人間文化研究科長
山本 明代

 名古屋市立大学人文社会学部は、平成8年(1996)に創立し、今年で創立24年目を迎えます。学部の母体となっているのは、名古屋市立女子短期大学と名古屋市立大学保育短期大学、名古屋市立大学教養部の3つの組織です。名古屋市立女子短期大学は昭和22年(1947)に開校した名古屋女子専門学校が基になり、昭和25年(1950)から平成9年(1997)まで東海地域の女性の高等教育の拠点でした。名古屋市立大学保育短期大学は昭和21年(1946)の名古屋市立保母養成所を前身として、昭和28年(1953)から平成9年(1997)まで多くの保育士・幼稚園教諭、幼児教育の専門家を輩出しました。こうした女子教育の伝統に、名古屋市立大学教養部の多様な人文・社会諸科学の学問分野が加わり、人文社会学部が発足しました。
 人文社会学部は、こうした伝統を継承しながら、現在21世紀の地球と地域の諸課題に取り組んでいます。学生数約880人、教員45人から構成され、人文科学と社会科学の複合学部として大きく発展しました。これもひとえに地域のみなさま、教鞭をとられた先輩の先生方、そして本学で学び、今は社会で活躍している卒業生のみなさまのご支援の賜物です。人文社会学部を代表して心から御礼を申し上げます。
 人文社会学部は平成25年(2013)に学部組織を一部改組し、現在は、心理教育学科、現代社会学科、国際文化学科の三学科構成となりました。大学院教育に関しては、平成12年(2000)に人間文化研究科修士課程、その2年後に博士課程を設置しました。平成29年(2017)には医学研究科、医学部附属病院、看護学研究科と連携した修士課程臨床心理コースが、令和2年(2020)度からは経済学研究科、都市政策研究センターと連携した都市政策コースが開設されました。これまでに人間文化研究科で学んだ大学院生も400人を越えました。
 平成25年(2013)度から人文社会学部はESD(Education for Sustainable Development)、すなわち「持続可能で公正な社会をつくるための教育」を教育の柱としています。平成30年(2018)度からは国連の持続可能な開発SDGs(Sustainable Development Goals)の17の目標を学ぶ科目群を設け、「持続可能な生き方/あり方」を捉え直す教育に取り組んでいます。加えて、学生が地域や現場で学び、学んだ成果を社会に発信する活動を推進しています。その活動は多岐に渡り、例を挙げますと、持続可能な都市づくり、子どもの育成・子育て支援、消費生活フェア、都市政策、暮らしの聞き書き、高校生への選挙啓発、多文化共生などがあります。
 人文社会学部は、これからもわたしたちを取り巻く人類的課題を認識し、その解決のために地域やグローバルなステージで活躍できる人の育成を目指して進化していく決意です。地域のみなさま、OGとOBのみなさまの変わらぬご支援をお願い申し上げます。