祝辞・挨拶

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研究科長・病院長挨拶

経済学部・経済学研究科

経済学研究科長
吉田 和生

 名古屋市立大学、開学70周年、本当におめでとうございます。昭和25年(1950)に新制大学として発足して、今年度、70周年を迎えております。経済学部は大学発足14年後の昭和39年(1964)に創設されました。平成8年(1996)に人文社会学部、芸術工学部、平成11年(1999)に看護学部、平成12年(2000)にシステム自然科学研究科が創設され、現在の7部局体制となりました。7部局が独自に発展してきましたが、大きな転機として平成18年(2006)の独立行政法人化があります。それ以来、地方独立行政法人法に則り1つの組織として運営を行っています。附属病院を含めて貸借対照表、損益計算書やキャッシュフロー計算書の会計資料も毎年作成され、民間企業と同様に、財産の測定と経営成果の報告が行われています。こうした1組織としての枠組みは当初はあまり認識されていなかったように思います。しかし、第2期中期計画期間(2012-2017)の後半頃になると、部局を超えて大学全体での動きが出てきました。

 経済学研究科に関連する事柄として、平成28年(2016)に医療経済マネジメントコースを開設しました。医師や技師、看護師などの病院関係者を対象として、医療経済学・経営学を学ぶ大学院コースで、医学・薬学研究科と連携して当該教育を実施しています。名古屋市をはじめとする大都市が抱える課題について研究を行う目的で、平成30年(2018)に都市政策研究センターを設立しました。人間文化・芸術工学研究科と連携して運営しています。さらに、令和元年(2019)には文部科学省補助金事業として進化型実務家教員養成プログラムをスタートしました。実業界の知見を若者に伝えることを目的として、実務家教員の養成とともに実践的能力の基礎教育を行うプログラムで、人間文化・医学研究科のほか、中京大・岐阜薬科大・高知県立大の学外とも連携して運営されています。

 70周年は単なる通過点であり100周年に向けて、ますます発展する必要があります。今後も、ご支援、ご鞭撻をお願いしたいと考えています。宜しくお願い申し上げます。