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見る・聞く・知る 名市大


看護学部


看護学部

きっかけは、子どもの頃の医療へのあこがれ。

幼少期に5年半ほどアメリカで暮らしていて、当時通っていた学校の図書館で日本の漫画をよく読んでいました。そこで出会ったのが、医療設備の整っていない離島を舞台にした医療漫画です。主人公であるドクターが、島の人々と心を通わせながら医療活動に奮闘する物語。医療行為だけじゃない「人と人とのつながり」が繊細に描かれていて、医療に興味を持つようになりました。

高校生になり、現実的に進路を考えるようになったとき、「社会的ニーズが高い」「就職先の幅が広い」「AIには代替されない」「安定した収入がある」といったことを理由に、看護師の道を選びました。

人と向き合うからこそ、実習が楽しい。

看護学部

大学入学後、特に印象に残っているのは小児科の実習です。

たとえば長期入院している患者さんのきょうだい児や保護者のメンタルサポートなど、患者さん本人の身体的な看護だけでなく、支える家族の心の健康に寄り添う大切さを、身をもって感じました。

そのほかの実習でも、患者さんと関わりを重ねるうちに、少しずつ心を通わせられるようになったと感じます。

実習が進むにつれて踏み込んだ会話ができるようになり、声だけで「来た!」と喜んでもらえたり、「こういう仕事をしていたの」「来月、孫が生まれるの」といった話をしてもらえたりすると、とても嬉しかったです。
また、演習で患者さんの立場を体験したことで、「力強く支えてもらったほうが楽だな」といった気づきも多く得ました。

患者さんの不安を和らげる工夫を考えることも看護の大切な一部です。難しさはありますが、やりがいのほうが大きくて楽しいです。医療従事者としての視点と、患者としての視点。どちらの気持ちも大切にしたいです。

英語力を活かした看護師をめざして。

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幼少期にアメリカで生活していた経験もあり、英語は今でも得意で、観光地の受付でアルバイトをしています。

ある日、80代ほどの外国人女性が転倒し、後頭部から出血する事故がありました。

救急車を呼び、英語で声をかけながら付き添い、救急病院では通訳も担当。大学では医療英語も学んでいるので、学びと自分の強みが活きた瞬間でした。
言葉が通じない不安はとても大きいと思うし、看護師は患者さんと一緒にいる時間が長いので、英語が話せる人が現場に一人いるだけで助かると思います。外来実習でも英語を話す患者さんと接することがあったので、今後も得意の英語を活かして人の役に立てたら嬉しいです。

また、患者さんは、「患者としての一面だけを持っているわけではない」ということを大切にしています。

家庭では親だったり、職場では管理職だったり、地域の役員だったりする。肩書きや人生背景のひとつに「患者」があるだけで、その人自身の全てではないと思っています。だからこそ患者さんが退院した後のことまで考えて、うまく社会に戻れるようサポートできる看護師になりたいです。

受験生への応援メッセージ

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看護学部 3年

愛知県内の国公立大学で、「文系も理系も受験ができて、アクセスが良くて、大学附属病院がある」。この3つがそろっているのが名市大です。

留学プログラムも豊富で、私自身3週間ほど韓国のハルリム大学へ行き、生化学研究の手法を学ばせてもらいました。座学だけでなく、即戦力となるような実習や演習の機会も多いです。

令和8年度には救急災害医療センターが開棟予定で、名市大はより名古屋市の医療を支える存在になっていくと思います。今後どういった医療が求められていくのか、身近に感じながら学べる良い環境ではないでしょうか。