グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム >  学部・大学院 >  大学院 >  教育概要

教育概要


大学院看護学研究科 教育概要

看護学研究科の各領域・教育研究分野/コースの編成

看護学研究科は博士前期課程、博士後期課程からなり、前期課程は修士課程として平成15年4月に、後期課程は平成17年4月に開設されました。また、平成20年度には、前期課程に助産学領域を新設し、修士論文コースに加え、実践コースに助産師国家試験受験資格取得コース、アドバンスコースを設けました。さらに、看護学領域の専門看護師教育コース(クリティカルケア看護および精神看護)が専門看護師(CNS)教育課程として認定されました。 本研究科の各領域・教育研究分野/コースは以下の通りです。

博士前期課程

看護学領域 性生殖看護学、成育保健看護学、クリティカルケア看護学、慢性看護学、高齢者看護学、看護マネジメント学、感染予防看護学、精神保健看護学、地域保健看護学、国際保健看護学
助産学領域 修士論文コース、上級実践コース(助産師国家試験受験資格取得コース、実践コース;アドバンスコース)

博士後期課程

健康支援看護学 性生殖看護学・助産学、成育保健看護学、クリティカルケア看護学、高齢者看護学
ケアシステム看護学 感染予防看護学、精神保健看護学、地域保健看護学、国際保健看護学

博士前期課程

教育目標

博士前期課程における教育目標は次のとおりです。
臨地における問題や課題に積極的に取り組む研究・実践力を養う。

教育体制

仕事を続けながらでも学習継続可能です。
  • 社会人の方も受験しやすいように、小論文と面接による入学者選抜を行います。
  • 仕事を続けながら大学院進学が可能であるように、平日に6時限(17時50分~19時20分)、7時限(19時30分~21時00分)を設定し、必要に応じて土曜日にも開講し、2年間で修了できるように授業を行います。 ただし、助産学分野の助産師国家試験受験資格に関わる科目は全て昼間に開講します。
  • 修業年限を超えて履修を行う長期履修制度もあります。 ただし、助産師国家試験受験資格を取得しようとする場合には長期履修制度は適用されません。

教育研究分野/コース

看護学専攻には看護学領域、助産学領域の2つがあり、看護学領域には10の教育研究分野、助産学領域には3つのコースがあります。大学院生はこれらのうちどれか一つを選んで学修します。教育研究分野/コースは、受験時に選択していただきます。

授業科目の特徴と修了要件

授業は、教育研究分野科目と専攻支持科目群から構成されています。授業科目の特徴と修了要件について説明します。
教育研究分野科目
特論 健康をめぐる課題や問題状況をふまえて設定された各教育研究分野について、より深く探求するための知識を教授します。各教育研究分野の教員が担当する講義科目です。
演習 各教育研究分野における健康課題や問題をもつ対象者への看護実践に焦点を当て、研究文献を批判的に読み、事例を深く検討することなどを通して、各大学院生の研究疑問の設定につなげ、特別研究へと発展させます。大学院生の報告をもとに授業が行われます。
特別研究 専攻する教育研究分野における研究疑問について、指導教員のもとで、それぞれに適した研究方法を検討し、研究計画を立案して研究を実施し、修士論文にまとめる過程を指導します。大学院生の研究能力の開発を図る科目です。
課題研究 専攻する教育研究分野(コース)における実践を通して研究課題を明確にし、適切な研究方法を用いて研究結果を引き出し、その成果物として課題研究論文にまとめる過程を指導します。
教育研究分野科目
看護学一般の知識の深化を促す科目や研究の方法論、隣接諸科学の理論やスキルに関わる科目などが用意されています。

履修方法及び修了要件

2年以上在学し、それぞれの教育研究分野から特別研究を含む授業科目を12単位以上、他分野科目及び専攻支持科目群から18単位以上を修得し、学位論文(修士)を提出してその論文の審査及び最終試験に合格することが要件となります。

また、専門看護師教育コース(クリティカルケア看護)の修了要件は、それぞれの教育研究分野から実習及び課題研究を含む授業科目を20単位以上、他分野及び専攻支持科目群から12単位以上合計32単位以上を修得し、課題研究成果物の審査及び最終試験に合格することとなっています。
助産学領域の実践コースの修了要件は、教育研究分野科目を12単位以上、他分野科目及び専攻支持科目群から18単位以上(助産師国家試験受験資格の取得を希望する場合には、これに加えて指定された科目25単位)を修得し、課題研究の成果物を提出し、それらの審査及び最終試験に合格することとなります。

博士後期課程

教育目標

博士後期課程における教育目標は次のとおりです。
健康生活支援や新たなケアシステムに関する研究を通じて看護学の学問的構築を推進できる優れた教育・研究者を育成する。

教育研究分野の編成

教育研究分野を「健康支援看護学分野」、「ケアシステム看護学分野」の2つに分け、合計8つの研究領域を置いています。大学院生はこれらのうちどれか一つを選んで学修します。
1.健康支援看護学分野の研究領域
性生殖看護学・助産学 ライフステージ各期にある女性とその家族の健康問題、子どもとの関係などについて、性・生殖関係の健康能力の育成、QOLの向上という観点から看護援助の研究を行います。助産学では助産ケアを探求する教育研究を行います。
成育保健看護学 病気や障害をもつ子どもやその家族の健康問題や危機的状況などに焦点をあて、健康問題が起こっている現象やその問題解決に向けた援助について教育研究を行います。
クリティカルケア看護学 急性臓器障害や侵襲的治療によって、生命の危機状態に陥った人々の健康問題を、身体的・心理的・社会的及び倫理的観点から教育研究を行います。
高齢者看護学 高齢者及びその家族の健康あるいは生活上の問題や事象について、概念化から援助方法の探索等、様々な視点からの教育研究を行います。
2.ケアシステム看護学分野の研究領域
感染予防看護学 院内感染、市中感染の実情と予防の方法、予防対策について教育研究を行います。
精神保健看護学 精神疾患を持つ人およびその家族の生活上の諸問題について多角的に分析し援助方法 などの研究を行います。また、看護師のメンタルヘルスの問題に対して解決方法を探究し ます。
地域保健看護学 地域で暮らす人々の健康の状態およびそれらに関連する社会的な事象について地域住民の視点を重視しつつ探求し、健康課題の解決に向けた研究に取り組みます。
国際保健看護学 HIV/AIDSを中心に社会疫学的な研究に取り組みます。

授業科目の特徴と修了要件

授業は、教育研究分野科目と専攻支持科目群から構成されています。授業科目の特徴と修了要件について簡潔に説明します。
特講及び特講演習
個別の研究課題について高度な専門性を修得させることを目的として、教育研究分野ごとに特講・特講演習を開講します。また、それらとは別に、研究内容・方法の補強のために、支持科目の特講も開講します。
特別研究
専攻する教育研究分野における研究を指導し、学位論文の作成を支援します。
履修方法及び修了要件
3年(優れた研究業績をあげた者にあっては2年)以上在学して、教育研究分野から指導教員の担当する特講2単位、特講演習2単位及び特別研究を含む12単位並びに他の分野及び支持科目群から特講2単位以上、計18単位以上を修得し、かつ、必要な研究指導を受けた上、学位論文を提出し、その論文の審査及び最終試験に合格することが修了要件となります。
なお、働きながら履修する場合などは、修業年限を超えて履修を行う長期履修制度を利用できます。