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キャリア支援


キャリア支援 ~特色と取組みについて~
リンクをクリックして詳細をご覧ください。

看護学部独自のキャリア支援の特色

ポイント 1:学年別の進路ガイダンス
本学では、学年ごとに、学生の準備状態にあわせた進路ガイダンスを実施しています。3年生の夏休み前に、就職、進学のさまざまな道やそれらを目指すための準備、学内の支援体制について説明しています。3年生の2月頃、つまり3年生の終わり頃には、看護師、保健師、助産師、大学院生など各領域で活躍している卒業生を招いて、現在の活動やこれまでの道のりについて話していただきます。終了後に、関心のある領域の先輩の話をゆっくり聴くことも可能です。このようにして、学生が徐々に自分の関心領域やどのような職場で働きたいのかなどについて情報収集し、考えを深めるのを支援します。
最終学年である4年生になると、早ければ5月頃から就職試験が行われます。したがって、それに間に合うように、目指す領域にアプローチする方法についてガイダンスを行います。具体的には施設見学会の参加の仕方や見学時の確認ポイント、履歴書の書き方(例を挙げてわかりやすく)、面接での心構えなどです。また、本学では指導教員制をとっているため、学生一人ひとりの就職試験に向けての相談、つまり履歴書の記載内容の確認や面接試験の練習等には、その指導教員が応じています。
なお、本学は総合大学であり、教養教育の際に行き慣れた滝子(山の畑)キャンパスにある「キャリア支援センター」においても、学生の進路に関する情報提供、講習会、個別相談が行われています。
ポイント 2:就職・進学資料室の整備
看護学部棟内に「就職・進学資料室」を設置し、病院等からの求人案内や大学院などの学生募集ポスター等を掲示、あるいはファイリングしています。病院、企業、自治体ごと、あるいは県内・県外などにわかりやすく整理しています。最近では、卒業生の写真やメッセージが添えられた手作りの病院案内も多く、卒業生達が働く職場の様子を知ることができます。またこの部屋には、就職試験に役立つ情報誌や公務員試験・面接対策の参考書、国家試験の問題集、先輩達の就職活動体験記や後輩へのメッセージ等も保管しています。ゆったりと椅子にくつろいでそれらを閲覧し、将来の道をゆっくり考えるための部屋です。

就職・進路資料室の様子

就職・進路資料室の様子

就職・進路資料室の様子
ポイント 3:国家試験への支援
国家試験への対策として、関連業者が実施する模擬試験を受験するという方法があります。これらの模擬試験は、大学であるいは自宅でも受験可能です。国家試験模擬試験の受験に関しては、学生が代表者を決めて申し込み、受験しています。本学部では、学生が模擬試験業者を選ぶ際や模擬試験のタイミング・受験間隔についてのアドバイスを行います。また、本学部は指導教員制をとっており、模擬試験の結果に対する個別指導は、その指導教員を通して行われます。
ポイント4:同窓会活動
本学部には同窓会があり、現段階のきまりでは、入学する学生は入学時の手続きによって終生会員となります。同窓会では年に1回総会が開かれ、同窓生の親睦を深めています。また、卒業生名簿を作成し、卒業生の活躍の場について、情報が得られるようになっています。

タイプ別 キャリア支援

看護師を目指す方
看護学部に入学する多くの方が就職先として病院をイメージし、看護師を目指しておられると思います。しかし、病院、看護師と一言で言っても、さまざまです。自分はどのような人の健康支援に関心があるのか(慢性疾患をもつ人の看護、手術を経験する人の看護、子どもの看護、高齢者の看護、精神的な疾患をもつ人の看護・・・)、また、どんな特徴をもつ病院、あるいは施設で働きたいのか(大学病院、公立病院、地域医療に力を入れている病院、高齢者の施設、あるいは訪問看護・・・)など、少しずつ自分の関心を定めて、将来進む道へつないでいきましょう。本学部では、皆さんが具体的に看護師として働く自分の姿をイメージし、就職活動ができ、その後のキャリアアップにつながるよう、教員や委員会が皆さんをサポートします。
保健師を目指す方

卒業生保健師交流会の様子

本学部では保健師国家試験受験資格取得のための教育が卒業に必要な単位数に含まれています。卒業時点で保健師になる人は5~10%ですが、就職して数年経ってから、保健師の道を選ぶ人もいます。保健師の就職試験は就職する自治体ごとに行われ(いわゆる地方公務員試験)、時期もさまざまです。試験の内容も自治体ごとで異なり、公務員試験対策などの特別な勉強も必要になるため、保健師を目指す人は早めの対策が必要です。本学部では、進路ガイダンス等を通じてそのような情報を学生に伝え、個人的にも教員に相談できるような体制を整えています。

また、卒業後の支援として、保健師として働く卒業生同士の交流を図り、キャリアアップを支援するため、毎年「卒業生保健師交流会」を開いています。
【ご案内】詳細はこちらをご覧ください。⇒「保健師交流会について
助産師を目指す方
本学部では学部4年間の教育の中に助産師教育は含まれておらず、助産師を目指す学生は卒業後に進学する必要があります。進学先は専門職大学院または大学院助産学専攻(2年コース)、大学または短期大学に設置されている助産学専攻科(1年コース)、助産師養成所(1年コース)となります。名古屋市立大学の看護学研究科の助産学領域には、「助産師国家試験受験資格取得コース」があります。4年生に大学院を受験して合格すれば、翌年から通い慣れたキャンパスで助産師になるための勉強ができます。
研究職に進みたい方
看護の現場で経験を積んだ後、大学院等へ進学して研究職として教育や研究に携わるという道があります。本学部卒業生の中にも、本学や他大学で研究者として働いている人がいます。本学部には同じ建物の中で大学院教育が行われており、大学院生が学部教育に関わることもありますので、大学院生の生活をよく知る機会ともなります。将来研究職に進みたいと考える人は、自分の関心ある領域について情報を集め、将来の大学院進学等も視野に入れて就職先を考えることをお薦めします。本学部では、指導教員や委員会によって、そのような方の進路相談にも応じています。
国際機関で仕事をしたい方
国際機関で働くための方法や応募書類の書き方等を知りたい人は、「外務省国際機関人事センター」ホームページを参照して下さい。

看護職の方への支援活動

看護職の方を教育面からサポートいたします。

復職をお考えの方への学び直し支援

名古屋市立大学:文部科学省委託事業「社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム」

名古屋市立大学:文部科学省委託事業「社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム」
<取り組みの背景>
医療・保健分野では,急速に進歩する医療(検査,診断,治療)に対応できる人材育成,高度の専門知識に基づいた看護,介護,運動療法等への対応が求められています。一方で,育児,家事,介護のために離職された女性医師,看護師等は日々進歩する医療技術を習得する機会が少なく,職場復帰に対する不安を抱く方も多くいます。 こうした社会の窮状を踏まえ,名古屋市立大学では文部科学省の委託事業として,医療・保健分野の人材不足を補うため,特に医師,看護師,保健師,助産師の職場復帰促進と医療技能職の医療の進歩に対応した能力向上を図ることを目的として,総合的かつ効率的な自己研鑽プログラム「名市大 医療・保健学びなおし講座」を2008年12月期より開講いたしております。
<取り組みに対する実際の活動内容>

高齢者人口の増加に伴い,入院患者に占める高齢者の割合もすでに6割を超え,最近ではその内の7割が後期高齢者という時代を迎えています。しかも後期高齢者は,感覚器や全身の生理的機能が低下し,加えて認知症等の発症率も高くなり,環境への適応不良など入院に伴う様々な課題が発生しているのも事実です。一方,看護学において高齢者の看護(老人看護学)が成人看護学から独立したのは平成元年であり,40歳以上の看護師は,高齢者について系統立てて学んでいない可能性もあります。
これらの状況を考慮し,看護学部では,「もう一度学びたい高齢者の看護」というテーマで15コマの講義を提供することとしました。平成20年度の初回開講の12月期には,市内からおよそ30名の看護職の方々が受講して高齢者の看護について学んでいただきました。講義は,高齢者の身体的・心理的・社会的側面から総合的に高齢者を理解できる内容にすると共に,高齢者観や高齢者との関わり方など,倫理的,人権的側面も含めて考えられるように構成しています。
さらに,それに適した看護方法を提示しております。具体的には,高齢者の「難聴」「視力障害」「認知症」「失禁」「褥瘡」などといった一般病院の看護師が日頃体験し困っているであろう知識・情報に絞ったこと,さらに,看護アセスメントや援助には出来るだけ演習を組み入れて,実際の看護実践に行かせるような工夫も随所に取り入れています。また,後期高齢者医療制度などを考慮し,地域連携などの内容も盛り込み,これについても机上の空論で終わらないように具体的なケースをあげながら日頃の看護に行かせるように工夫しています。
本講義は、復職を目指す看護師以外の一般病院にお勤めの看護師の方には,病気,疾患という見方からだけではない高齢者の把握の仕方を,さらに日々高齢者と接しているような看護師の皆様には,新たな視点を提供できるものと思っています。日頃の看護実践の中で,高齢者の看護に不安や疑問をお持ちの方,あるいはよりよい看護を行いたいと考えている看護師の皆さんも,ぜひ一度この講義を受けてみませんか。
また,医学研究科の教員が科目コーディネーターを行っている「最新の感染症と予防の理解」科目にも,本学部の教員が「看護と予防対策」「周術期感染と感染防止対策」の講義を行っています。こちらの講義への参加もお待ちしております。

【ご案内】

詳細は、以下のホームページからご覧ください。
「名市大 医療・保健 学びなおし講座」ホームページ