【2025/3/22開催報告】サイエンスカフェ 歴史×デジタル
第96回 Human & Social サイエンスカフェ
2025年3月22日(土) 15:00~17:00
講師:やまだあつし先生、佐藤美弥先生
テーマ:特別企画「歴史×デジタル ―台湾と名古屋で考える―」
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【開催報告】
第96回サイエンスカフェは、特別企画「歴史×デジタル・台湾と名古屋で考える」というテーマで二人の先生(山田敦先生、佐藤美弥先生)がお話されました。
一人目の登壇者は歴史学(日本と台湾関係史)を研究される山田敦先生です。
台湾の先住民は17世紀まで文字を持たず、外来勢力の影響でオランダ語、中国語、特に台湾総督府文書(日本語)が多い。デジタル化が進みアクセスも容易になったが、日本の明治期の草書体が自己流となり可読性が悪化。台湾人は日本語が読めず、日本人も読めない状況が一部生じた。文字に書体。文化伝承のフォーマットの重要性を感じました。
二人目の登壇者は人文情報学(文化財情報デジタル技術活用)の佐藤美弥先生です。
共創まちづくり研究をデジタルアーカイブ構築(IIIF 推奨)を通じて行う一端を紹介されました。GHQ スタッフのモージャー氏が戦後撮影した写真をもとに、マッピングとアノテーションにより既に実在しないまちの情報を整理統合する。データーの集積により現在の画像作画技術を使えば、歴史的な情報蓄積に厚みを持たせることができ多角的な視座が持てるのではないかと感じました。
多数の人が参加され盛況で、コーヒーの提供もある楽しい時間が過ごせました。
「市民学びの会」(哲学サークル) 会員 西脇一成
2025年3月22日(土) 15:00~17:00
講師:やまだあつし先生、佐藤美弥先生
テーマ:特別企画「歴史×デジタル ―台湾と名古屋で考える―」
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【開催報告】
第96回サイエンスカフェは、特別企画「歴史×デジタル・台湾と名古屋で考える」というテーマで二人の先生(山田敦先生、佐藤美弥先生)がお話されました。
一人目の登壇者は歴史学(日本と台湾関係史)を研究される山田敦先生です。
台湾の先住民は17世紀まで文字を持たず、外来勢力の影響でオランダ語、中国語、特に台湾総督府文書(日本語)が多い。デジタル化が進みアクセスも容易になったが、日本の明治期の草書体が自己流となり可読性が悪化。台湾人は日本語が読めず、日本人も読めない状況が一部生じた。文字に書体。文化伝承のフォーマットの重要性を感じました。
二人目の登壇者は人文情報学(文化財情報デジタル技術活用)の佐藤美弥先生です。
共創まちづくり研究をデジタルアーカイブ構築(IIIF 推奨)を通じて行う一端を紹介されました。GHQ スタッフのモージャー氏が戦後撮影した写真をもとに、マッピングとアノテーションにより既に実在しないまちの情報を整理統合する。データーの集積により現在の画像作画技術を使えば、歴史的な情報蓄積に厚みを持たせることができ多角的な視座が持てるのではないかと感じました。
多数の人が参加され盛況で、コーヒーの提供もある楽しい時間が過ごせました。
「市民学びの会」(哲学サークル) 会員 西脇一成