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研究科長/学科長ごあいさつ


大学院看護学研究科 研究科長/医学部保健医療学科 学科長からのメッセージ
名古屋市立大学大学院看護学研究科 研究科長/医学部 保健医療学科長 窪田 泰江

 看護学部は、2025年4月からは医学部保健医療学科看護学専攻として新たなスタートを切ります。近年、少子高齢化、医療の高度化や専門分化、チーム医療の推進、さらには国民の健康に関する意識や関心の高まりによって、より高度な知識や判断力をもった看護師が求められています。看護学専攻および看護学研究科は、豊かな人間性と高い倫理観を併せ持ち、保健・医療・看護分野で活躍し、地域や社会に貢献できる人材を育成することを目指しています。
 学士課程では、教養教育で今後の自分自身のキャリアについて考え、人間の多様性を理解するダイバーシティの授業のほか、臨床で必要になる生化学や物理の授業など、様々な科目を選択することで、知識の幅を広げることができます。また専門教育では、看護の基本的な理論や技術、人間の成長発達、健康障害とその治療・看護、保健医療システムなどを学びます。医師・薬剤師・理学療法士を目指す学生とともに取り組む「地域参加型学習」では、医療者としての資質を高め、課題解決能力を修得します。演習や実習では、大学病院等の看護職から直接指導を受け、臨床現場に即した知識・技術・態度を修得します。選抜された学生は、公衆衛生看護活動に必要な理論と実践を学び、保健師国家試験受験資格を取得することができます。
 大学院看護学研究科は、2003年に博士前期課程、2005年に博士後期課程が設置され、2008年には国公立大学初の大学院での助産師教育を開始しました。他研究科や他大学大学院との単位互換制度もあり、高度な専門性と学術的視点を備えた研究者・職業人を育成しています。長期履修制度や遠隔授業、昼夜開講授業を取り入れ、在職のまま学修を継続できる環境も整えています。
私たちは、国際的な視野を持つ看護師の育成にも力を入れています。グローバルな医療課題に対処するためには、異文化理解や国際的な協力が不可欠です。国際交流の機会を通じて、学生が広い視野を持ち、国際的な舞台で活躍できるような教育を提供しています。
 皆さまの卒業・修了時には、幅広い学識と研究心を兼ね備え、人を尊重し高い倫理観をもち、人々の健康に貢献できる看護職者、看護研究者として成長されることを期待します。