医学部をめざす受験生のみなさんへ
医学部長 片岡 洋望
皆さんは「医師」という職業に、どのようなイメージを抱いていますか?映画やテレビドラマなどの影響で、現実とは少し違った医師像を思い浮かべている方もいるかもしれません。しかし、実際の医師は、病に苦しむ患者さんの命を預かる、極めて責任の重い仕事です。何よりも患者さんを第一に考える「献身」の基本姿勢と、生涯にわたり最新の医学を学び続ける「覚悟」が必要です。医学部進学を志す皆さんには、まずこの姿勢と覚悟を心に刻んでほしいと願っています。
では、皆さんはどんな医師になりたいですか?驚異的な技術で人々を救うスーパードクター?救急の最前線で命をつなぐ救命医?それとも地域に寄り添い、人々の生活に温もりをもたらす家庭医?でしょうか。実は、医学部を卒業したすべての人が病院や診療所で臨床医になるわけではありません。基礎医学分野で病気の原因を研究したり、新薬や革新的な治療法を開発したりと、目の前の患者さんだけでなく、世界中のさまざまな病に苦しむ患者さんに貢献する道もあります。厚生労働省やWHOなどの行政機関、AI開発企業、さらには宇宙飛行士としての活躍など、医学部出身者のキャリアは無限に広がっています。
名古屋市立大学医学部では、1年次に教養教育を受けた後、2〜3年次で解剖学・生理学・生化学といった基礎医学を学び、病理学・細菌学・薬理学などの基礎臨床医学へと進みます。4年次には本格的な臨床医学を学び、5〜6年次には病院での臨床実習に臨みます。そして医師国家試験に合格すれば、晴れて医師としての第一歩を踏み出せます。
こうして見ると勉強ばかりの毎日に思えるかもしれませんが、ほとんどの学生がスポーツや文化活動、ボランティア活動などにも積極的に取り組み、充実した学生生活を送っています。たとえば、最先端の医学研究に参加できるMD-PhDコース、登山中の負傷者を支援する蝶ヶ岳ボランティア診療班、救命処置を学ぶ救急サークルなど、多彩な課外活動が魅力です。6年間で得られる知識、経験、出会いが、皆さんの将来を形作る大きな財産となるはずです。
名古屋市立大学医学部は2023年に創立80周年を迎え、これまでに約5,400名の卒業生を輩出してきました。さらに、2022年に名古屋市立東部医療センター、西部医療センター、2023年には名古屋市立緑市民病院、名古屋市厚生院、2025年には名古屋市総合リハビリテーション附属病院が名古屋市立大学附属病院群に加わることで、全国でも屈指の約2,300床の規模を誇る附属病院群を擁する医学部となりました。このスケールメリットを活かして、最先端の医療,研究,教育を実践して参ります。
そして何より、名市大医学部は「学生と教員の距離が近い」ことで知られています。進路や学習に関する悩みに、教員が親身になって向き合う温かな文化があります。私たち教員は、皆さん一人ひとりが思い描く「理想の医師像」を実現できるよう、全力でサポートします。
医師になる強い信念を胸に、ぜひ名古屋市立大学医学部の門を叩いてください。心よりお待ちしています。
名古屋市立大学 医学部長/片岡 洋望
では、皆さんはどんな医師になりたいですか?驚異的な技術で人々を救うスーパードクター?救急の最前線で命をつなぐ救命医?それとも地域に寄り添い、人々の生活に温もりをもたらす家庭医?でしょうか。実は、医学部を卒業したすべての人が病院や診療所で臨床医になるわけではありません。基礎医学分野で病気の原因を研究したり、新薬や革新的な治療法を開発したりと、目の前の患者さんだけでなく、世界中のさまざまな病に苦しむ患者さんに貢献する道もあります。厚生労働省やWHOなどの行政機関、AI開発企業、さらには宇宙飛行士としての活躍など、医学部出身者のキャリアは無限に広がっています。
名古屋市立大学医学部では、1年次に教養教育を受けた後、2〜3年次で解剖学・生理学・生化学といった基礎医学を学び、病理学・細菌学・薬理学などの基礎臨床医学へと進みます。4年次には本格的な臨床医学を学び、5〜6年次には病院での臨床実習に臨みます。そして医師国家試験に合格すれば、晴れて医師としての第一歩を踏み出せます。
こうして見ると勉強ばかりの毎日に思えるかもしれませんが、ほとんどの学生がスポーツや文化活動、ボランティア活動などにも積極的に取り組み、充実した学生生活を送っています。たとえば、最先端の医学研究に参加できるMD-PhDコース、登山中の負傷者を支援する蝶ヶ岳ボランティア診療班、救命処置を学ぶ救急サークルなど、多彩な課外活動が魅力です。6年間で得られる知識、経験、出会いが、皆さんの将来を形作る大きな財産となるはずです。
名古屋市立大学医学部は2023年に創立80周年を迎え、これまでに約5,400名の卒業生を輩出してきました。さらに、2022年に名古屋市立東部医療センター、西部医療センター、2023年には名古屋市立緑市民病院、名古屋市厚生院、2025年には名古屋市総合リハビリテーション附属病院が名古屋市立大学附属病院群に加わることで、全国でも屈指の約2,300床の規模を誇る附属病院群を擁する医学部となりました。このスケールメリットを活かして、最先端の医療,研究,教育を実践して参ります。
そして何より、名市大医学部は「学生と教員の距離が近い」ことで知られています。進路や学習に関する悩みに、教員が親身になって向き合う温かな文化があります。私たち教員は、皆さん一人ひとりが思い描く「理想の医師像」を実現できるよう、全力でサポートします。
医師になる強い信念を胸に、ぜひ名古屋市立大学医学部の門を叩いてください。心よりお待ちしています。
名古屋市立大学 医学部長/片岡 洋望