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国内ボランティア・インターンシップ報告


【派遣先】名古屋市役所 観光文化交流局 観光交流部 国際交流課

参加者 人文社会学部 国際文化学科2年 大和礼奈さん
期間 2021年5月から8月(3ケ月間)
参加目的 ①行政の立場における多文化共生の仕組みづくりを知り、実際にどのように地域団体や住民の方々と関わっているのかについて学ぶこと
②名古屋市の多文化共生に関する課題に当事者意識を持ち、学生という視点を活かしながら様々な業務を積極的に行うこと
概要 事前研修の後、ほぼ週1~2回のペースで名古屋市役所や関連施設に出向き、イベントの企画案作成や運営補助、会議への出席、英語翻訳作業や資料作成などを行った。主な業務は以下の通り。
・AI 翻訳のシステム化に向けた英語翻訳業務(7月6日 他)
・名古屋市役所職員向けの優しい日本語研修講座に参加(8月4日)
・なごや人権啓発センターで開催された人権セミナーで、多文化共生に関するプレゼンテーションとイベントでの運営補助(8月6日)
・多文化共生推進月間に関連した国際交流課のイベントスペース出展・運営(8月14日)、オンラインシンポジウムへの参加・補助(8月24日)
・2022年1月開催予定の外国人交流事業の具体的な企画案出し
・他都市における地域日本語教室向け支援策調査の資料作成 等

主な業務内容

■AI 翻訳のシステム化に向けた英語翻訳作業

名古屋市では、全国の自治体に先駆けてAI翻訳のシステム化を進めている。今回はその一環である英語翻訳作業の一部を行った。市が作成している日本語版と英語版の資料を参照しながら、外国人にとって理解が難しい漢字表記をわかりやすい英語表記に変え、翻訳用語集のデータベースに入力した。

実際に英語翻訳した用語集の一部

実際に英語翻訳した用語集の一部

■名古屋市役所職員向けのやさしい日本語研修講座に参加

本講座は、やさしい日本語の必要性について職員の理解を深めることを目的としている。外部講師による講義のほか、「マナーモード」「3 密を防ぐ」「炊き出し」など独特な言い回しを使った行政の文書を、外国人にも伝わるやさしい日本語に変換し、簡単なポスターを書いて会場に掲示するというワークを行った。

やさしい日本語ポスターをグループで作成・発表

やさしい日本語ポスターをグループで作成・発表

■なごや人権啓発センターで開催された人権セミナーでの発表と運営補助

セミナー冒頭で「多文化共生」を切り口とした子ども向けの発表をさせていただいた。
①名古屋には外国人がたくさん住んでいること、②仲良く暮らすためにはどうしたらいいのかという2 点を、小学校低学年の子どもにも伝わりやすいよう言葉遣いや方法を工夫して発表した。

名古屋市在住の親子22組を前にセミナーで発表する大和さん(写真左)

名古屋市在住の親子22組を前にセミナーで発表する大和さん(写真左)

発表に使用したパワーポイント

発表に使用したパワーポイント

続いて行われた「親子でモノづくり!リリアナさんとエクアドルについて知ろう!」というイベントでは、エクアドル出身で名古屋国際センター等の施設で翻訳・通訳者として活躍している佐伯リリアナさんを講師に迎え、同国の言葉や文化について幅広く知るとともに、身近な材料と道具を用いて楽器や伝統的なお面などを作成するワークショップの補助を行った。

エクアドルの民族衣装を着てワークショップの補助をする大和さん

エクアドルの民族衣装を着てワークショップの補助をする大和さん

■商業施設で開催された国際交流課イベントでの運営補助

イオンタウン千種の1 階イベントスペースで、名古屋市の多文化共生推進の取組や姉妹友好都市・パートナー都市の取組をパネル展示等で紹介する国際交流課としてのイベントが開催され、その運営に携わることができた。

イベントスペースの様子

イベントスペースの様子

展示物を見ながら来場者に説明

展示物を見ながら来場者に説明

インターンシップを終えて

名古屋市の多文化共生推進の裏では、地道な調査や現状分析、定量的な指標の策定などの様々な作業があるということを初めて知り、行政の立場における多文化共生へのアプローチが多岐にわたることを実感した。特に令和4年から施行される第3次多文化共生推進プランの策定や今後の事業の取組みについては、名古屋市の外国人住民・語学相談員・ NPO・学習支援室・企業などの様々な地域日本語教育に携わる方々の専門的知見を踏まえて意思決定がなされていることを学ぶことができた。
またイベントや行事においても市役所だけでなく、国際センターや外国人住民、大学などの様々な主体との連携で成り立っていることを実際に経験し、私自身も大学生として何か出来ることはないか考えさせられた。
インターンシップではただ国際交流課のデスクで業務を行うだけではなく、人権セミナーの運営やイオンタウン千種でのイベント運営、総合調整会議、シンポジウム等の機会に携わることができ、非常に貴重な経験をさせていただいた。改めて名古屋市における多文化共生の重要度は日々増しているということを身に染みて感じながら、実際に多文化共生の一翼を担う主体として働けたことを嬉しく思う。
(インターンシップ報告書より抜粋)