名古屋市役所国際交流課 インターンシップ活動報告 2025
【報告者】人文社会学部 国際文化学科3年 ウ ハクブンさん
今回の名古屋市役所でのインターンシップを通じて、私は市の国際交流や多文化共生に関するさまざまな事業を間近で学ぶことができました。
初日には庁舎の見学を行い、名古屋市役所本庁舎の歴史や建築美について理解を深めるとともに、現役の行政機関としての庁舎の役割についても実感しました。
実習期間中、私は国際交流センターや多文化共生関連イベント、やさしい日本語研修、翻訳研修、外国人住民対応の会議など、幅広い活動に参加しました。特に、ロサンゼルス派遣高校生の交流会や世界の盆踊りイベント、多文化共生推進月間のスタンプラリーなどでは、実際に市民や外国人住民と直接接する機会が多く、情報発信やコミュニケーションの大切さを実感しました。子どもから大人まで、さまざまな立場の人々が一緒に活動を楽しむ姿を目の当たりにし、多文化共生の具体的な意義を肌で感じることができました。
研修では、やさしい日本語や多文化対応力向上研修、翻訳研修に参加し、外国人住民との円滑なコミュニケーションのための工夫や技術について学びました。やさしい日本語は、外国人に向けた言語の橋渡しであるだけでなく、日本人同士の情報伝達の効率化や理解促進にも役立つことを知り、非常に興味深く感じました。また、翻訳研修や多言語対応の業務体験を通じて、行政における多言語対応の難しさや重要性についても理解を深めることができました。
さらに、名古屋市が外国人住民に対して行っている日本語教育や国際交流事業、姉妹都市・パートナー都市交流、地域住民との連携の仕組みなどについても学ぶことができました。市が多文化共生を推進するために、多方面から計画的に取り組んでいること、そして市民や外国人住民一人ひとりに配慮した活動が行われていることを知り、大変感銘を受けました。
今回のインターンシップを通じて、私は行政の業務や市民との交流の実際を体験することができ、多文化共生の重要性を改めて認識しました。今後、社会で働く上でも、多文化理解や異なる価値観を尊重し、互いに学び合う姿勢を大切にしていきたいと強く感じました。
(インターンシップ報告書「インターンシップ感想」より)




