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「ダブルリミテッドを体験しよう!」~学部生がワークショップを開催


2023年10月26日、滝子キャンパス1号館201教室で「ダブルリミテッドを体験しよう!」と題したワークショップが開催され、学生ら約110人が参加しました。主催したのは人文社会学部国際文化学科山本ゼミの3年生です。
これまでの活動や、このテーマを選んだ経緯などをゼミ生がご報告します。

「ダブルリミテッド」とは、簡単に言うと母語も外国語も上手く使えない状態のことを言います。

ワークショップの様子

ワークショップの様子

<報告者>
人文社会学部 国際文化学科3年 山本ゼミ(石川未菜、稲垣太陽、岩堀来望、木全凌雅、佐藤あゆみ、田野詩織、深尾百花)

これまでの活動

国際文化学科山本ゼミでは、約1年間さまざまな活動を通して「多文化共生」への理解を深めてきました。
2年生後期では、まず文献講読によって移民政策と課題を中心に、日本で生活する外国人の現状について学んできました。
また、名古屋出入国在留管理局や国際子ども学校(フィリピンにルーツをもつ子どもが通う学校)を訪問させていただき、対話を通して初めて知ることができた現状もたくさんあります。
3年生からは、これまで経験したことをもとに特に深く研究したいテーマを話し合い、全員で「外国につながる子どもと親の支援」について考えていこうと決めました。主な活動は支援団体への訪問です。
外国につながる子どもたちの問題で私たちが特に関心を抱いた「ダブルリミテッド」について研究し、学習支援や教材開発に尽力されている団体をはじめ、3つの支援団体からお話を聞かせていただきました。それぞれの訪問先で、多様な視点から外国につながる人々にアプローチする方法を学ぶことができました。
活動を通して学んだことをより多くの人に知ってもらいたいという思いがあったため、ダブルリミテッドや支援団体の情報をまとめたパンフレットを作成し、9月に参加した「中区安心・安全・快適なまちづくりフェスタ2023」で地域住民の皆さんにお渡ししました。大学生の活動に興味を持ってくださる方も多く、嬉しかったです。
※下記をクリックすると、パンフレットのPDF版をご覧いただけます。

「外国につながる親子支援プロジェクト」パンフレット

「外国につながる親子支援プロジェクト」パンフレット

ワークショップを開催

支援団体の方々からお話を聞く中で、私たちのような若者に支援の輪をつないでいってほしいという思いを受け取ったことから、身近な学生たちにもできることがあることを知ってほしいという考えがありました。そこで私たちは今までゼミ活動で学んできた「ダブルリミテッド」に焦点を当てて、10月26日(木)に名市大の学生向けにワークショップを行いました。

ワークショップで使用した発表資料より抜粋

ワークショップで使用した発表資料より抜粋

発表に使用した資料から一部抜粋

ワークショップで使用した発表資料より抜粋

ワークショップで使用した発表資料より抜粋

発表資料の全文は以下からご覧いただけます。
実際にダブルリミテッドを体感してもらうためのシミュレーションを考案し、生活面と学習面のシチュエーションに分けて2つ行いました。
生活面では「お買い物ゲーム」を行いました。これはポルトガル語で書いてある品物リストを見ながら、目当ての品物を選んで買い物ができるかというゲームです。
答えはこちらから

生活面クイズの一例

生活面クイズの一例

学習面では中国語とフランス語で数学や理科の問題を解いてもらいました。ダブルリミテッドの子どもたちも、問題文特有の単語や日本語表現などがわからず学習に苦戦するという事例が多いため、それを参加者に体感してもらうことで、いかにダブルリミテッドの子どもたちが苦労しているかを理解してもらおうという意図でした。
答えはこちらから

学習面クイズの一例

学習面クイズの一例

どの言語も学生たちにとっては全くなじみのない言語が多く少し苦戦してはいましたが、グループで話し合いながら答えを導くことができていました。
当日参加した学生の皆さんから「ワークショップを通して、ダブルリミテッドの存在を初めて認識した」「ゲームを通してこの問題の深刻さを感じた」「関連する問題に自分なりに向き合っていきたい」などさまざまな意見を得ることができ、このワークショップの意義を感じることができました。