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研究科長あいさつ


研究科長あいさつ

薬学部長・薬学研究科長 中川 秀彦

名古屋市立大学 大学院薬学研究科長・学部長
中川 秀彦
名古屋市立大学薬学部は、明治17(1884)年に設置された名古屋薬学校を祖とし、令和5(2023)年には設置139周年を迎える長い歴史を有する学部です。創立以来、地域医療における貢献に加え、研究と教育において多くの成果と人材を輩出してきました。
長い歴史の中で、本薬学部は時代に合わせて様々な変化を遂げてきました。医療技術の高度化や医薬分業の進展等に伴い高い資質を持つ薬剤師養成が求められるようになったことから平成18(2006)年度より薬学部の修業年限が6年に延長され、本学においても薬剤師国家試験受験資格が取得できる6年制の薬学科を設置しました。医薬品と薬物療法に関わる医療科学を総合的に修得することで、薬の専門家として薬剤師をはじめ多様な医療分野に貢献する人材を育成する教育を行っています。また一方で4年制の生命薬科学科を併設し、医学・生命科学分野で活躍する人材の育成を目指した教育を行なっています。創薬に関わる物質と生命についての幅広い知識と技術の修得に基づいて、医薬品開発研究者をはじめ生命科学と医学の発展に貢献できる人材を育成しています。
さらに大学院では、高度な専門教育と先進的な研究活動を通じて、社会の様々な領域で指導的な立場として活躍する人材の育成を行っています。薬学科を基礎とする博士課程(4年制)では、医療現場における臨床的な課題を研究対象として、高度な専門性や優れた研究能力を有する人材の養成に重点を置いて教育・研究を行っており、生命薬科学科を基礎とする博士前期課程(2年制)および博士後期課程(3年制)では、専門分野の高度な学習と研究を積み重ね最先端の研究成果を世界に向けて発信することを目指して教育を行っています。博士後期課程(3年制)には名古屋工業大学との共同大学院(共同ナノメディシン科学専攻)も設置し新しい時代の医薬開発に向けた薬工融合研究の人材を育成しています。これらの大学院課程では、臨床研究や生命科学・医学分野における問題解決能力や課題設定能力を獲得することを目的としています。本学大学院の修了生は、高い研究能力をもつ薬剤師や先端的研究を行う製薬企業等の研究職・開発職として、また高い専門性と課題解決能力を持つ行政職として、医療および医薬品産業界の発展に大きく貢献しています。
名古屋市立大学は、企業、医療機関、公的研究所、他大学および地域社会と一層連携を深め、研究・教育の更なる発展に貢献するとともに、社会の様々な分野で活躍する多様な人材を輩出することで大学としての使命を果たしていきます。