運動機能障害学分野
名古屋市立大学 医学部 保健医療学科 リハビリテーション学専攻 作業療法学コース
運動機能障害学分野(Field of Motor Dysfunction)のホームページです。
〜上肢の運動機能を科学し、生活の回復とQOL向上を支える〜
運動機能障害学分野では、主に上肢運動機能障害を対象に、病態の理解、機能改善に向けた介入法の開発、動作評価、そして生活目標に基づく支援プロセスの構築に取り組んでいます。
手や腕の動きは、食事、更衣、家事、仕事、趣味、人との関わりなど、日常生活のあらゆる活動と深く結びついています。
私たちは、単に「動けるようになる」ことだけでなく、回復した機能をその人らしい生活や社会参加につなげることを重視しています。
本分野では、神経科学、運動学、作業療法学、心理学、AI・デジタル技術などを組み合わせながら、上肢運動機能障害の理解と回復、個別性の高い支援の実現を目指しています。
運動機能障害学分野(Field of Motor Dysfunction)のホームページです。
〜上肢の運動機能を科学し、生活の回復とQOL向上を支える〜
運動機能障害学分野では、主に上肢運動機能障害を対象に、病態の理解、機能改善に向けた介入法の開発、動作評価、そして生活目標に基づく支援プロセスの構築に取り組んでいます。
手や腕の動きは、食事、更衣、家事、仕事、趣味、人との関わりなど、日常生活のあらゆる活動と深く結びついています。
私たちは、単に「動けるようになる」ことだけでなく、回復した機能をその人らしい生活や社会参加につなげることを重視しています。
本分野では、神経科学、運動学、作業療法学、心理学、AI・デジタル技術などを組み合わせながら、上肢運動機能障害の理解と回復、個別性の高い支援の実現を目指しています。

研究内容
1. 視覚誘導型運動錯覚を用いた上肢運動機能改善に関する研究

脳卒中などによる上肢運動機能障害では、実際に手や腕を動かすことが難しい場合でも、視覚情報や感覚情報を活用することで、脳内の運動関連ネットワークに働きかけられる可能性があります。
本研究では、視覚フィードバックやVR技術などを用いて、「動いているように感じる」「自分の身体の動きを再認識する」といった運動錯覚に着目し、上肢運動機能の改善につながる新しい介入法を探索しています。
従来の運動療法に加えて、脳と身体のつながりを引き出す支援方法を検討することで、より効果的で負担の少ないリハビリテーションの開発を目指しています。
キーワード:視覚フィードバック、運動錯覚、VR、上肢機能、神経可塑性、リハビリテーション介入
本研究では、視覚フィードバックやVR技術などを用いて、「動いているように感じる」「自分の身体の動きを再認識する」といった運動錯覚に着目し、上肢運動機能の改善につながる新しい介入法を探索しています。
従来の運動療法に加えて、脳と身体のつながりを引き出す支援方法を検討することで、より効果的で負担の少ないリハビリテーションの開発を目指しています。
キーワード:視覚フィードバック、運動錯覚、VR、上肢機能、神経可塑性、リハビリテーション介入
2. 橈骨遠位端骨折後の二次骨折予防に関する研究
橈骨遠位端骨折は、高齢者に多くみられる骨折の一つであり、その後の二次骨折や生活機能低下を予防することが重要です。
本研究では、再骨折リスクの評価や、上肢機能の維持・改善に向けた介入戦略の構築に取り組んでいます。骨折後のリハビリテーションでは、手関節の可動域や筋力の回復だけでなく、転倒予防、骨粗鬆症への対応、生活動作の再獲得、再骨折予防まで含めた包括的な視点が求められます。
臨床で得られるデータを活用し、骨折後の生活機能を支え、将来的な障害や要介護リスクの低減につながる支援のあり方を検討しています。
キーワード:橈骨遠位端骨折、二次骨折予防、上肢機能、骨粗鬆症、転倒予防、生活機能
本研究では、再骨折リスクの評価や、上肢機能の維持・改善に向けた介入戦略の構築に取り組んでいます。骨折後のリハビリテーションでは、手関節の可動域や筋力の回復だけでなく、転倒予防、骨粗鬆症への対応、生活動作の再獲得、再骨折予防まで含めた包括的な視点が求められます。
臨床で得られるデータを活用し、骨折後の生活機能を支え、将来的な障害や要介護リスクの低減につながる支援のあり方を検討しています。
キーワード:橈骨遠位端骨折、二次骨折予防、上肢機能、骨粗鬆症、転倒予防、生活機能


3, 動作の質・巧みさの評価に関する研究

リハビリテーションでは、「できる・できない」だけでなく、「どのように動いているか」「どれくらい滑らかで協調的か」といった動作の質を捉えることが重要です。
本研究では、手指や上肢の運動軌道を記録し、再起定量化解析(RQA)や交差再起定量化解析(cRQA)などの非線形時系列解析を用いて、動作の巧みさ、協調性、安定性を可視化する方法を検討しています。
例えば、利き手と非利き手の違い、障害側と非障害側の違い、介入前後の変化などを、運動軌道や再帰性の指標から評価することで、従来の評価尺度だけでは捉えにくい運動の特徴を明らかにすることを目指します。
将来的には、臨床場面での評価や介入効果判定に活用できる、より客観的で個別化された動作評価法の開発につなげていきます。
キーワード:動作解析、巧緻性、協調性、RQA、cRQA、非線形時系列解析、上肢運動、評価法開発
本研究では、手指や上肢の運動軌道を記録し、再起定量化解析(RQA)や交差再起定量化解析(cRQA)などの非線形時系列解析を用いて、動作の巧みさ、協調性、安定性を可視化する方法を検討しています。
例えば、利き手と非利き手の違い、障害側と非障害側の違い、介入前後の変化などを、運動軌道や再帰性の指標から評価することで、従来の評価尺度だけでは捉えにくい運動の特徴を明らかにすることを目指します。
将来的には、臨床場面での評価や介入効果判定に活用できる、より客観的で個別化された動作評価法の開発につなげていきます。
キーワード:動作解析、巧緻性、協調性、RQA、cRQA、非線形時系列解析、上肢運動、評価法開発
4. ACSに基づく目標設定・活動調整支援に関する研究

運動機能障害のリハビリテーションでは、身体機能の回復だけでなく、本人がどのような生活を望み、どのような活動に取り組みたいのかを丁寧に捉えることが重要です。
本研究では、フロー理論を背景としたリハビリテーションプロセス:ACS( Adjusting the Challenge-Skill Balance )を考案し、活動や目標の「挑戦度」と「能力度」のバランスという観点で調整する手法を検証しています。
ACSでは、クライエントとセラピストの認識の相違を、「挑戦」と「能力」のバランスで可視化し、主体的な取り組みや継続的な行動変容を支援します。近年はAIやデジタルツールを活用し、本人の振り返りや支援者の判断を補助する方法についても検討しています。AIは支援者の代わりではなく、本人の思いや生活背景を整理し、より個別性の高い支援につなげるための補助的手段として位置づけています。
本研究は、リハビリテーションにおける目標設定、生活行為支援、QOL向上、予防的健康支援への応用を目指しています。
キーワード:ACS、Challenge-Skill Balance、フロー理論、目標設定、活動調整、生活行為支援、行動変容、QOL、AI支援
本研究では、フロー理論を背景としたリハビリテーションプロセス:ACS( Adjusting the Challenge-Skill Balance )を考案し、活動や目標の「挑戦度」と「能力度」のバランスという観点で調整する手法を検証しています。
ACSでは、クライエントとセラピストの認識の相違を、「挑戦」と「能力」のバランスで可視化し、主体的な取り組みや継続的な行動変容を支援します。近年はAIやデジタルツールを活用し、本人の振り返りや支援者の判断を補助する方法についても検討しています。AIは支援者の代わりではなく、本人の思いや生活背景を整理し、より個別性の高い支援につなげるための補助的手段として位置づけています。
本研究は、リハビリテーションにおける目標設定、生活行為支援、QOL向上、予防的健康支援への応用を目指しています。
キーワード:ACS、Challenge-Skill Balance、フロー理論、目標設定、活動調整、生活行為支援、行動変容、QOL、AI支援