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バックネル大学TA通信(2026年3月)


バックネル大学TA奨学生制度は、人文社会学部国際文化学科の学生をアメリカ・ペンシルベニア州のBucknell Universityに日本語のティーチング・アシスタント(TA)として9ヶ月間派遣するプログラムです。
TAと言っても補助的な役割ではなく、現地学生が受講する日本語の授業を一人の教師として教材作成、宿題の採点まで担当し、それと同時に学生としても自分の好きな授業を各学期1科目履修することができます。
2025年8月から2026年5月までの第21期には、小竹若菜さんと金ハナさんの2名が参加しています。
今回は、これまでのバックネルでの日々を振り返りつつ、プログラム終盤に向けた思いを金さんが報告してくれました。

春のやわらかな日差しに包まれた校舎

春のやわらかな日差しに包まれた校舎

【報告者】人文社会学部 国際文化学科 金ハナさん

バックネルは、言語・教育・文化が交差する環境と言えます。その中に身を置くという経験は、人との関わりについて考えさせられるものであったと同時に、身をもって体験できるものでもありました。
日本語TAとしての仕事では、授業の設計から運営まで主体的に関わり、学生の反応を見ながら活動を調整する難しさと面白さを実感しました。自作教材を使ったり、録画授業を振り返ったりする中で、「教えることは対話そのものだ」と気づけたことは、学生としてだけでなく教える側の視点も得られたという点で、大きな財産になりました。教職を目指す学生にとってはこのうえない実戦経験となると思いますし、私のように教職を道としていない人にとっても、人生と価値観に影響を及ぼすほどの気づきの毎日と言えると思います。
また、秋学期から履修したアラビア語の授業では、新しい文字が読めるようになる楽しさや、方言の多様さ、文化と深く結びついた言語の面白さに触れました。英語でさらに別の言語を学ぶ経験は、自分の思考の幅を大きく広げてくれたと感じています。

日本語2年生クラスの授業風景です。自作のスライドを用いながら、学生たちがたくさん話し、試行錯誤できる環境づくりを意識しています。何より、楽しく学べる授業を大切にしています。

日本語2年生クラスの授業風景です。自作のスライドを用いながら、学生たちがたくさん話し、試行錯誤できる環境づくりを意識しています。何より、楽しく学べる授業を大切にしています。

一方で、バックネルでの生活は学びだけではありません。キャンパスでは留学生同士の交流イベントや週末のアクティビティが頻繁に行われており、日常的にさまざまな文化に触れることができます。生活環境も充実していて、新しい世界に触れることに集中できる留学プログラムだと断言できます。友人と何気なく過ごす時間やイベントでの出会いを通して、「世界の反対側に友人がいる」と実感できる瞬間が何度もありました。
このプログラムを通して、これまでなら少しためらっていたような新しいことにも、思い切って挑戦し楽しめるようになったと感じています。他人と触れ合うことが、まるで鏡のように、自己を見つめなおすことにも繋がりました。
学びと交流が自然に循環するこの環境で過ごせたことに、心から感謝しています。残りの1か月強の時間も、一日一日を大切に過ごしたいです。

バックネル大学に到着して間もない頃に参加した「Global Gala」での集合写真です。留学生活の序盤は誰もが緊張していましたが、今ではTAの仲間たちはかけがえのない存在になりました。

バックネル大学に到着して間もない頃に参加した「Global Gala」での集合写真です。留学生活の序盤は誰もが緊張していましたが、今ではTAの仲間たちはかけがえのない存在になりました。

【Photo Diary】

バックネルの秋は、鮮やかな紅葉に彩られ、とても美しい季節でした。

バックネルの秋は、鮮やかな紅葉に彩られ、とても美しい季節でした。

さすがアメリカというべきか、さまざまなイベントでスモアを味わう機会がありました。

さすがアメリカというべきか、さまざまなイベントでスモアを味わう機会がありました。

雪が積もる季節の夕暮れ時。TAハウスからオフィスまでの短い道のりでも、自然の豊かさと美しさを感じられるキャンパスです。

雪が積もる季節の夕暮れ時。TAハウスからオフィスまでの短い道のりでも、自然の豊かさと美しさを感じられるキャンパスです。

バックネルでは、道具の貸し出しを含め無料で参加できるアウトドア活動が充実しています。仲の良いTAたちとともに、人生で初めてスキーに挑戦しました。

バックネルでは、道具の貸し出しを含め無料で参加できるアウトドア活動が充実しています。仲の良いTAたちとともに、人生で初めてスキーに挑戦しました。

秋休みには、中国語のTA二人と小竹さんとともにシカゴを訪れました。天候にも恵まれ、終始充実した旅となりました。アメリカに来て初めての遠出ということもあり、写真の中のような街並みに強く心を動かされました。

Children’s Museumでボランティア活動を行った際の写真。子どもたちに日本文化を伝える経験はとてもやりがいがあり、むしろこちらが元気をもらいました。「Asian Gala」という大規模なイベントでは、Japan Societyのメンバーとともに炭坑節を披露しました。みんな浴衣がとっても似合っていました♪

Children’s Museumでボランティア活動を行った際の写真。子どもたちに日本文化を伝える経験はとてもやりがいがあり、むしろこちらが元気をもらいました。

「Asian Gala」という大規模なイベントでは、Japan Societyのメンバーとともに炭坑節を披露しました。みんな浴衣がとっても似合っていました♪

「Asian Gala」という大規模なイベントでは、Japan Societyのメンバーとともに炭坑節を披露しました。みんな浴衣がとっても似合っていました♪

さん(左)と小竹さん

金さん(左)と小竹さん

日本文化クラブ「Japan Society」とともに訪れたニューヨーク一日旅行での一枚です。ブルックリン橋から望む街並みや遠くに見えた自由の女神像の景色は、まるで映画の一場面のようで、今も鮮明に心に残っています。クリスマスシーズンだったこともあり、ロックフェラーセンターのクリスマスツリーも見ることができました。

1月7日の誕生日は冬休み中で多くの人が不在でしたが、仲間たちがサプライズでお祝いをしてくれました。プレゼントやメッセージ、ケーキに囲まれ、思いがけない温かさに思わず涙がこぼれました。

1月7日の誕生日は冬休み中で多くの人が不在でしたが、仲間たちがサプライズでお祝いをしてくれました。プレゼントやメッセージ、ケーキに囲まれ、思いがけない温かさに思わず涙がこぼれました。

21歳の誕生日ということで、ショットグラスのプレゼントも!(アメリカでは21歳から飲酒が可能です。)

21歳の誕生日ということで、ショットグラスのプレゼントも!(アメリカでは21歳から飲酒が可能です。)

3月のバックネルは暖かく、色彩豊かな風景が広がっています。

3月のバックネルは暖かく、色彩豊かな風景が広がっています。