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生活困窮を背景に非行をした青少年の修学支援プロジェクト



担当者 髙橋康史:人間文化研究科(現代社会学科)、講師、(専門分野)社会福祉学・社会病理学
これまでの非行に関する研究や非行臨床では、学校の先輩から「悪さ」を教えてもらうなど非行の文化を学習することを前提として、非行をした青少年の「立ち直り」のあり方が模索されてきました。一方で、近年では非行に先行して、貧困の問題を背景とした社会からの排除(地域や学校、家庭での居場所がないこと)を経験している場合が少なくありません。その結果、社会的排除を経験している非行をした青少年は、人生や自分自身に未来に「諦め」をもたざるを得ません。
このプロジェクトでは、特定非営利活動法人くらし応援ネットワークとの連携のもと、次のような2つの内容を主軸とし、非行をした青少年への修学支援を行っています。
  1. 青少年へのインタビュー調査を行い、従来の「立ち直り」のあり方を問い直し、非行をした青少年の生き方を支える理論的基盤の検討(トヨタ財団による研究助成)

  2. ゼミに所属している学部生と非行をした青少年との交流

  3. (大学進学やその準備のための諸条件がそろった青少年を対象に)ゼミ生が青少年に大学についてのプレゼンテーションをし、選択肢の可能性の提供