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ホーム >  活動・研究成果 >  馬渡玲欧准教授の単著『ヘルベルト・マルクーゼ――オートメーション・ユートピアの構想と展開』が日本社会学史学会2026年度奨励賞(著書の部)を受賞しました

馬渡玲欧准教授の単著『ヘルベルト・マルクーゼ――オートメーション・ユートピアの構想と展開』が日本社会学史学会2026年度奨励賞(著書の部)を受賞しました


馬渡玲欧著『ヘルベルト・マルクーゼ――オートメーション・ユートピアの構想と展開』(ナカニシヤ出版、2025年)が日本社会学史学会2026年度奨励賞(著書の部)を受賞しました。
本書は、1960年代の学生運動に影響を与えた社会哲学者であるヘルベルト・マルクーゼの思索の歩みを、「労働と遊びの一致」論、テクノロジー論の観点から辿り直す社会学史研究です。
労働の苦しみはどうすれば緩和できるのか、オートメーションのような科学技術はいかにして人間の労働と関わるのか、生産性向上から距離を取った労働の可能性とは何か……。マルクーゼ思想に見出せるこのようなトピックを、マルクーゼの思想的影響関係を踏まえながら検討しました。
「地球の限界」が喧伝される今、我々の労働に持続可能性はあるのか(終章)。そのような現代的課題も見据えながら、マルクーゼの労働論、テクノロジー論を読むことも念頭に置いています。
今回、日本社会学史学会から、このような賞をいただけて嬉しく思います。今後の研究活動についても精進していく所存です。今後は、マルクーゼが晩年に示したいくつかのエコロジー論の意義と限界を、これまでの自身の研究を絡めながら整理しつつ、現代エコロジー思想や実践、さらに経験的な環境社会学的研究にも射程を広げながら研究していきたいと考えています。(文責:馬渡玲欧)
【書籍情報】
馬渡玲欧『ヘルベルト・マルクーゼ――オートメーション・ユートピアの構想と展開』

出版社:ナカニシヤ出版
発売日:2025年3月15日
ISBN:9784779518584
判型・ページ数:A5 ・ 304ページ
定価:4,620円(税込)
URL:https://www.nakanishiya.co.jp/book/b10132358.html

紹介文「なぜ今、マルクーゼを読み直すのか。その知られざる多彩な思考を労働論とテクノロジー論から辿り、現代社会批判の可能性を提示する」