やまだあつし教授が分担執筆者として携わった書籍が刊行されました
2025年2月、人間文化研究科 やまだあつし教授が分担執筆者として携わった書籍が刊行されました。
タイトル | 台湾の歴史 大全――基礎から研究へのレファレンス |
著者名 等 | 春山明哲・松田康博・松金公正・川上桃子 編 |
出版 | 藤原書店 |
発行 | 2025年2月28日 |
内容 | 台湾が、日本のみならず世界の強い関心を集めている。民主主義の実践、ハイテク産業の競争力、移行期正義やマイノリティの権利擁護の取り組み、文学や映画、芸術の魅力、中国との複雑な関係など、台湾の「いま」に興味をひかれる理由は様々だろう。しかし、ひとたび台湾に関心を抱き、その「いま」について学び始めれば、即座に「台湾とはなにか」という問いに直面せざるをえない。 こんにちの台湾は、国際社会の一員として、また日本の隣人として、確固とした存在感を放っている。しかし、国際社会における台湾の存在は決して自明ではない。中国とのあいだには、矛盾と困難に満ちた強い緊張関係が存在し、台湾社会のなかでもナショナル・アイデンティティをめぐる葛藤と分断がある。台湾は、どこから来て、どこに向かうのか。そもそも台湾とはいったい何なのか――。 本書では、実証的な学術研究を基盤として、台湾の歴史に関する基礎知識を総合的・系統的に提供することを通じて、この問いへの補助線を提示する。インターネット上には、台湾に関する情報があふれている。しかし、そうした知識は往々にして断片的であり、ときに不正確でもある。私たちは、地域研究としての台湾研究の成果をもとに、学生・社会人のための教養書として、ビジネス・メディア関係者に有益な参考書として、また市民学習のハンドブック、歴史研究・地域研究の入門書として活用できるレファレンス・ブックとして、本書を編んだ。執筆者は、日本および台湾で台湾研究を行う65人の専門家たちである。 (本書「序」より) |
担当・分担 執筆範囲 |
「Ⅱ 台湾史事典」のうち以下の4事項
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ISBN | 978-4-86578-446-6 |
書籍情報 URL |
藤原書店 https://www.fujiwara-shoten-store.jp/SHOP/9784865784466.html |
教員紹介:やまだあつし教授(名古屋市立大学 研究者データベースにリンク)