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研究科長・学部長メッセージ


人文社会学部・人間文化研究科への招待

 今、世界が直面している課題―紛争、環境破壊、貧困、格差、人権侵害、そして新型のウィルス感染症etc-どれもが社会のあらゆる面に多大な影響を及ぼし、特定の学問知だけで乗り越えることは不可能と思われます。

 人文社会学部には人文社会系の多様な教員がいて、学際的・複合的な立場から、学生が現実の問題をさまざまな観点で読み解く力、課題解決に向けた分析能力や柔軟な発想力、伝える力を身につけられるよう、研究教育を追求しております。
 学部教育の中心には「自然や他者とのかかわりを通して地球社会および人間存在を問うとともに、私たち一人ひとりの『持続可能な生き方/あり方』を捉え直す」教育があります。心理教育、現代社会、国際文化の各学科には、人の多様性を理解し、多様性を尊重する人を育むことを学び、人々が共に生きる社会のありようを考え、身近な出来事と世界各地で起こっている出来事を結びつけるグローバルな視点を培う、専門的な学びが用意されています。
 そんな学びがみなさんの心のどこかに引っかかったら、人文社会学部の一員として新しい時代の知の創設に加わってみませんか。

 大学院人間文化研究科は、人間・社会・文化のありようを学際的な視点から問い直し、追求する複合大学院です。特定の学問分野をベースにせず、さまざまな学問分野から構成されていることから、文化、都市、福祉、社会、こころ、教育など、専門領域の教員から指導を受けて研究を進める中で、専門以外の教員からも学ぶことができます。また、「昼夜開講制」「長期履修制度」など、働きながら研究を進めるための支援体制も整っています。
 学部の学修では物足りず自らの疑問を突き詰めたいと思う方、働くうちに沸き起こってきた問題意識の正体を解明し、解決したいと思っている方、是非私たちと共に、この多様性と複雑性に満ちた社会の課題に挑戦して下さい。
大学院人間文化研究科長・人文社会学部長 野中 壽子

学部の理念と教育の目的

教育研究上の目的

豊かで人間らしい生き方を探求するため、持続可能な地域社会と地球社会をつくる研究を人文科学・社会科学諸分野から総合的に実施し、科学の目と豊かな人間観を持ち、人の多様性を理解し、生涯発達の支援・次世代育成に貢献する能力、複雑な現代社会の姿を深く認識し、社会の抱える諸課題の実践的な解決について考える能力、異文化と自文化の理解、異文化間の交流と共生について多面的に考え、行動する能力を身につけることを目的とする。

人材の養成に関する目的

  1. 心理教育学科においては、心理学・教育学を基礎として、人間の多様性を尊重し、生涯発達の支援・次世代育成に取り組むことのできる人材及び人間の個性、生涯発達の過程、また環境との関係の中で生じる多様性について総合的に理解することで、子どもの発達に関わる現代的諸課題の解決及びその健やかな発達を保障する教育と心理的支援に貢献できる人材を養成することを目的とする。
  2. 現代社会学科においては、地域社会で現に生起している社会問題群を的確に認識する社会調査・分析能力を備えた人材及び多様性・多元性が高まる社会の中で、差異を認め、格差を乗り越える社会インフラのあり方を学び、地域社会の発展や協働・福祉に貢献する人材を養成することを目的とする。
  3. 国際文化学科においては、人間科学・社会科学諸分野の幅広い教養を身につけ、グローバルかつローカルな視点から自文化と異文化の相互関係を理解して、文化と社会の特質を批判的かつ柔軟に把握することができる人材及び英語その他の外国語の実践的な言語コミュニケーション能力を発揮して、地域社会と国際社会に貢献しうる人材を養成することを目的とする。