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創新vol.61



特集1<2027年度、本学は学びの場を拡大します>

2027年度より名古屋市立大学はデータサイエンス研究科博士後期課程の設置、総合生命理学部の改組、看護学専攻蒲郡校の開設などを予定しています。教育・研究のさらなる発展に向けて準備を進めています。

2027年4月より 大学院「データサイエンス研究科 博士後期課程」を設置

ちらし

文部科学省に申請していた「データサイエンス研究科 データサイエンス専攻 博士後期課程」設置にかかる届出が2026年6月19日(金)に受理されました。
博士後期課程では、健康・環境、政策・社会を中心とする多様な分野での研究を展開する教員が研究指導を行い、データサイエンス活用の視野を広げる講義科目や入学時の知識や修了後の進路を考慮した演習科目を設定しています。
博士後期課程の設置に伴い、同専攻の修士課程は博士前期課程に変更し、博士課程における前期・後期課程として再編成するとともに、定員を15名から30名に増員します。
多様な分野における課題解決に資するデータサイエンスの新しい理論や技術を研究・開発、その企画・立案・実践・評価のサイクルを主導できる研究者および高度専門的実践家を養成していきます。

チラシの詳しい内容や入試情報はこちらからご覧いただけます
大学院データサイエンス研究科ウェブサイト

名市大理学部、新ステージへ

新キャンパスイメージ

田辺通キャンパス外観イメージ

総合生命理学部は、2018年4月に入学定員40名で設置された学部で、これまでに入学定員を43名まで増やすと同時に、教職課程の充実に取り組んできました。そして、現在は理科と数学の教職免許(中学・高校)が取得できるカリキュラムを整えています。
また、2027年度からは学部名称を理学部に変更し、4月には田辺通キャンパスに移転します。そして、現在の2コース制(生命情報コース、自然情報コース)から3コース制(生命科学コース、物質科学コース、数理情報科学コース)に再編し、生命科学以外の教育・研究体制も充実させます。
さらに、2027年度から入学定員を90名に増員し、入学者の一般選抜を現行の後期日程(募集人数40名)に加えて前期日程(募集人数40名)でも実施します。また、通常の学校推薦型選抜B(名古屋市高大接続型以外)もはじめ、学校推薦型選抜の定員を全体で10名に増員します。

2027年4月 看護学専攻 蒲郡校開設(予定)

蒲郡校設置準備担当教職員

蒲郡校設置準備担当教職員

医学部保健医療学科看護学専攻は、これまでの名古屋地域に加え蒲郡市をはじめとする三河地域の医療にも貢献する看護職を養成し、看護教育・研究を推進・拡充していくため、2027年4月に蒲郡校を開設する予定です。
2026年3月に、文部科学省へ収容定員の変更に係る学則変更届を提出しました。これにより、本専攻の入学定員は、名古屋校において120名から160名へ増員するとともに、蒲郡校として新たに50名の定員を設け、総計210名へ拡充する予定です。
また、2026年5月には看護師学校等変更承認申請を行いました。入学者選抜方法として新たに学校推薦型選抜Aを導入し、保健師の養成を18名から30名へ増員予定です。
蒲郡校の学生は、1年次には名古屋校の学生と一緒に名古屋で教養教育科目と専門教育科目、2年次からは蒲郡校において専門教育科目を学びます。
今後は、名古屋校と蒲郡校の教育拠点において、地域の特性を活かした学修活動や地域医療ニーズに対応した実践的な看護教育の展開を通じて、高度な専門性と実践力を備えた看護専門職の育成を目指します。

特集2<キャンパス再編整備プロジェクトが進行中です>

滝子キャンパスと田辺通キャンパスにてキャンパス再編整備の工事を行っています。今回は、キャンパス再編の進捗状況と田辺通キャンパスの食堂のリニューアルオープンについてご紹介します。

キャンパス再編整備進捗状況

滝子キャンパス

滝子キャンパス

■滝子キャンパス
2025年6月から新3号館及び共同棟の新築工事に着手し、現在は地上の構造体である鉄骨が建ち上がってその建物の高さと大きさが実感できるような状況になっています。
2027年9月末からの使用開始に向けて、工事は順調に進んでいます。

田辺通キャンパス

田辺通キャンパス

■田辺通キャンパス
2025年6月から研究棟及び講義実習棟の新築工事に着手し、年内には建物周囲を囲む足場もなくなる予定をしており、現在は建物内部の工事を鋭意進めているところです。
2027年4月からの使用開始に向けて、現場は佳境を迎えようとしています。

田辺通キャンパス食堂リニューアル

食堂イメージ

キャンパス整備に先立ち、2026年9月に田辺通キャンパスの食堂がリニューアルオープンしました。
2027年4月に理学研究科・理学部が滝子キャンパスから田辺通キャンパスへ移転するのに先立って、田辺通キャンパスでは学生の学修環境向上を目的として、食堂の規模拡大を含む整備を進めてきました。今回の工事では移転に伴い増加する学生及び教職員に対応するため、座席数を増やし、より快適に利用できる空間へと生まれ変わります。建物は木材を多用し、従前よりさらに山崎川に寄り添う配置となりました。薬草園を含めた木々に包まれながら、清々しいひと時をお過ごしください。さらに、食堂の営業時間外には、勉強会などにご利用いただけるスペースになりますので、ぜひご活用ください。

特集3<令和8年熊本地震への支援としてDMATを派遣しました>

2026年7月28日(火曜日)に発生した令和8年熊本地震に対して、名古屋市立大学病院からDMAT(注1)(災害派遣医療チーム)を派遣しました。
8月5日(水曜日)から9日(日曜日)は医師2名、看護師1名、薬剤師1名、臨床検査技師1名を派遣し、被災地における医療支援体制の確保に従事しました。13日(木曜日)から17日(月曜日)はコーディネーションチーム(注2)として医師1名を派遣し、宇城市における医療支援体制の調整に従事しました。

注1 DMATとは
大規模災害や多傷病者が発生した事故などの現場で急性期から活動する、医師、看護師、業務調整員(医師・看護師以外の医療職及び事務職員)で構成される専門的な訓練を受けた医療チーム
注2 コーディネーションチームとは
現地のDMAT活動を指揮する本部等における支援業務をするチーム

出発時のDMAT隊

出発時のDMAT隊

出発時のコーディネーションチームの医師

出発時のコーディネーションチームの医師

NCU TRY!!

企画推進監(附属中高一貫校) 佐藤 慎一

佐藤監

本学では、今年度名古屋市から「受験に追われない教育環境を作れば豊かな教育ができる」ことを証明してほしいというオーダーを受け、その実現に向け大学をあげて挑戦を始めました。
現在、大原学長を中心とした検討委員会が立ち上がり、以下、総務・教育・施設・附属選抜・大学連携・大学選抜の計6部会を設置し、延べ90人体制で施策の検討を進めています。具体的には、滝子キャンパス内に、附属の中等教育学校を設置し、大学と連携した質の高い最先端の学びによって、好きや得意を伸ばすとともに、同じキャンパスで年代を超えて集うことにより、豊かな人間性を育んでいきたいと考えています。
また、学年や学校を超えた集団による協働学習や、大学科目の先取履修と単位先行取得、6年間の学びの総合評価による大学入学などを通し、名古屋市立大学が創る垣根のない学び「中高大10年(12)年一貫教育」を実現したいと考え、スタッフ一同日々全力で取り組んでいます。
目標に向かって計画的に勉強に励む受験制度の否定ではなく、子どもにとって公立の新しい選択肢のひとつを目指します。

中高大一貫教育の舞台となる名市大滝子キャンパス

中高大一貫教育の舞台となる名市大滝子キャンパス

中高大一貫教育を支える6つの学びと6つの仕組み(検討原案)

中高大一貫教育を支える6つの学びと6つの仕組み(検討原案)

医学部保健医療学科リハビリテーション学専攻 専攻長 岩瀬 環

岩瀬先生

名古屋市立大学開学75年の2025年に誕生したリハビリテーション学専攻は、前身の学校が存在する医学科や看護学専攻とは異なりゼロからのスタートです。しかし、本学の医療系学部の長い歴史や高い評価の元、医学部傘下にあることは大学全入時代における差別化に寄与し、立ち上げに大きな利点となりました。医学科教授の方々による質の高い講義、国公立大学で全国最大級の2,223床を有する附属病院群での臨床実習の場、教員は現役のセラピストや医師という、まさに医学部を擁する大学ならではの恵まれた教育環境です。

名東キャンパス開設記念式典での教員集合写真

名東キャンパス開設記念式典での教員集合写真

大学エントランスのビフォーアフター

大学エントランスのビフォーアフター

学舎の名東キャンパスは、2023年から始動した医学部附属みらい光生病院に併設して整備されました。名古屋市厚生院の施設棟が素晴らしい学舎へと生まれ変わったのです。今年3月末に開設記念式典が行われ、同4月から講義が始まりました。7月には国際交流の第一歩として、韓国ハルリムソンシム大学の方々に、みらい光生病院の最先端リハビリテーションの視察に併せてキャンパスの案内も行いました。
リハビリテーション学の1学年の定員は、理学療法学と作業療法学40名ずつで、2年生から名東キャンパスに通学します。来年には医学・看護学と共に医学系研究科として大学院が設置され、最高の教育環境が整おうとしています。恵まれた環境の中で、多くの学生が本学の研究をさらに活性化してくれることを期待します。そして多様な連携・協働を通じて新たな価値ある医療を共創し、将来を担う優れた医療人を育んで参る所存です。

キャリア教育NOW

本学のキャリア教育は、主に1年生を対象とした教養教育科目として開講されており、学生一人ひとりが自らの人生や働き方を自律的に考え、将来の活路を見出す力を養うことを目的としています。
2025年4月にキャリア教育の担当教員として着任した高等教育院の川合一郎講師は、それまでは約30年にわたり民間企業で営業、人事、広報など幅広い業務に携わってきました。そのような経験を踏まえ、学生の皆さんに多様な職業の選択肢を提示し、自らの可能性や将来のキャリアについて主体的に考えてもらう機会を提供しています。

教養科目「キャリアデザイン」の展開

本学のキャリア教育は約20年の歴史を有しています。2006年のキャリア支援センター開設、2007年の授業開講以来、時代の変化や学生ニーズに合わせて内容を発展させながら、個性に立脚したキャリア形成を支援してきました。現在は前期・後期を通じた体系的なプログラムとして展開しています。
前期の「キャリアデザインA」では、自己分析やキャリア理論を学びながら自己理解を深めます。企業人や公務員、研究者、起業家など多彩なゲスト講師の講話やグループワークを通じて、様々な働き方や生き方に触れ、自らの将来像を考えていきます。
後期の「キャリアデザインB」では、メーカーやIT、商社、金融、教育、行政など幅広い分野で活躍する実務家を招き、仕事の最前線や業界の実態について学びます。文字情報だけでは得られない生きた情報に触れることで、進路選択の視野を広げていきます。
さらに後期の「キャリアデザイン(実践編)」では、企業や行政の第一線で活躍する実務家を講師として招き、社会人としてのキャリア形成や成長のプロセスについて学びます。多様なロールモデルとの出会いを通じて、自身の将来像をより具体的に描くことを目指しています。

社会のリアルを伝える授業は毎回熱気に包まれる

社会のリアルを伝える授業は毎回熱気に包まれる

学生の進路選択を支えるキャリア支援センター (滝子キャンパス3号館1階)

学生の進路選択を支えるキャリア支援センター(滝子キャンパス3号館1階)

キャリア教育の名市大へ

こうした取り組みは社会からも評価されており、本学は2026年版の日本経済新聞社・日経HR「卒業生の活躍度が分かる就職力ランキング」で総合15位にランクインしました。企業から高い評価を受ける人材を育成していることは、本学のキャリア教育の成果の一つといえるでしょう。もちろん私たちが最も大切にしているのは、学生一人ひとりが自分らしいキャリアを実現し、高い満足感を得られるよう支援することです。
今後も本学では、学生一人ひとりが自分らしい人生とキャリアを自律的に描けるよう、実践的なキャリア教育の充実に取り組んでいきます。社会から「キャリア教育の名市大」と呼ばれるよう、教職員をはじめ産業界や自治体の皆さまなどと連携しながら、全国的にも特色あるキャリア教育を展開していきたいと考えています。引き続きご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

人事に聞いた卒業生活躍の大学ランキング

ランキング表

日本経済新聞社・日経HRの調査で、名古屋市立大学は東海・北陸地区の「卒業生の活躍度が分かる就職力ランキング2026-2027」で第3位(全国第15位)にランクインしました。前回調査では上位10校圏外でしたが、今回大きく順位を伸ばしました。なお、同時に調査実施された「大学の人材育成力ランキング」でも第3位(全国第17位)にランクインしました。 
回答した企業の担当者からは名古屋市立大学は卒業生の向上心や課題解決力を評価する声が上がっています。今後もキャリア教育を通じて、社会で活躍できる人材の育成に努めてまいります。

TOPICS

<開学75周年記念事業> 学術イベントを開催しました

講演者の写真

2026年5月22日(金曜日)、開学75周年記念事業の一環として、「老化と腎臓―老化は克服できるか―」と題し、本学として初めて東京で学術イベントを開催しました。
本イベントでは2件の講演(「老化を理解し、健康寿命を延伸する」(中西真特任教授)及び「慢性腎臓病と老化」(濱野高行教授))を実施しました。
当日はあいにくの天候であったにも関わらず、225名もの方々にご参加いただきました。参加者の方からは、「今まで数多く受講してきた講座のなかで、最も役に立ちました」、「名市大の地域とのつながりや、市民の健康に対する貢献が素晴らしいと思いました」などのお声をいただきました。本イベントを開催したことで、関東圏における本学の知名度向上や研究力のPRにつながりました。

夏のオープンキャンパスを開催しました

薬学部オープンキャンパスでのキャンパスツアーの様子

薬学部オープンキャンパスでのキャンパスツアーの様子

2026年7月11日(土曜日)から8月22日(土曜日)にかけて、各学部で夏のオープンキャンパスが開催されました。参加者の皆さまに本学の雰囲気や魅力を体感していただく絶好の機会とあって、在学生による大学生活・学部での学びに関する話や、教員から入試についての説明に加え、一部学部ではキャンパスツアーなどを実施しました。当日は多くの高校生、保護者の皆さまにご参加いただき、教育内容やキャンパスライフをイメージしていただくことができました。
秋にもオープンキャンパスを開催します。詳細はオープンキャンパスのページをご確認ください。
オープンキャンパスのページ

第446回 日本医療・病院管理学会例会を開催しました

左から、河合佑亮(藤田医科大学病院)、岩崎朋之(名古屋大学 医学部附属病院)、吉村元輝(みんなのかかりつけ訪問看護ス テーション)、廣瀬聡(中部国際医療センター)、竹田明弘(和歌山 大学大学院)、秋山智弥(日本看護協会)、秋山直美(名古屋市立 大学大学院)

左から、河合佑亮(藤田医科大学病院)、岩崎朋之(名古屋大学医学部附属病院)、吉村元輝(みんなのかかりつけ訪問看護ステーション)、廣瀬聡(中部国際医療センター)、竹田明弘(和歌山大学大学院)、秋山智弥(日本看護協会)、秋山直美(名古屋市立大学大学院)

第446回日本医療・病院管理学会例会「看護師の定着を考える―"辞めたい"ではなく"ここで働きたい"へ―」を開催しました。当日は会場・オンラインを合わせて約130名にご参加いただきました。例会では、「看護職の定着をもたらす組織文化の醸成」「ワークライフバランス(WLB)と看護職の定着」「訪問看護における定着課題と『やりがい』の模索」「事務部門からみた看護職の採用と定着支援」「定着行動に影響を与える要因と制度―経営学の知見から―」の5題の講演が行われました。続く総合討論では、プラチナナースの活躍や休暇取得を支える組織づくり、看護学生の実習受け入れ、看護管理者の育成などについて活発な意見交換が行われました。参加者アンケートでは、「実践に活かせる内容だった」「多角的な視点で学ぶことができた」などの感想が寄せられ、大変有意義な例会となりました。

東海財務局寄附講座「現代経済・経営特殊講義」を開催しました

対談の様子

対談の様子

2026年6月11日(木曜日)、「アジア開発銀行年次総会 愛知・名古屋に来たる!現場から語るアジア・太平洋開発のリアル ―財務省×ADB対談―」を開催しました。
当日は、財務省国際局の長谷川開発機関課開発機関調整室長と、アジア開発銀行(ADB)駐日代表事務所 次席の稲見修氏をお迎えしました。お二人の対談では、途上国が抱える開発課題の解決に向けた、財務省やADBの役割・意義について、現場ならではのリアルなお話を伺うことができました。
講義後には学生から多くの質問が寄せられ、活発な質疑応答が行われました。

医学部附属病院群で「知っとこセミナー ~健康についてお話を聞いてみよう~」を展開しています

看護実践教育共同センターの山口琴美准教授が中心となり、名古屋市立大学医学部附属病院群看護部と医学部保健医療学科看護学専攻が共同で企画・運営する「知っとこセミナー~健康についてお話を聞いてみよう~」を、附属病院群それぞれの外来待合室等で展開しています。テーマは月替わりで、看護部と看護学専攻の担当者が生活習慣病予防や感染対策、フレイル予防など日常生活に役立つお話を、デジタルサイネージやポスター掲示でわかりやすくお届けしています。日々の診療でお越しになる患者さまやそのご家族の皆さまが、待ち時間にふと目を留め、「ついで」に、ちょっとした健康のお話を持ち帰っていただければと願っています。

THEサステナビリティインパクトレーティング2026のSDG3で国内2位、世界同率67位!

ランキング

2026年6月にイギリスの高等教育専門誌「Times Higher Education(THE)」が発表したTHEサステナビリティインパクトレーティング2026において、本学は国内外の1,254大学がエントリーしたSDG3「すべての人に健康と福祉を」で国内2位、世界同率67位にランクインしました。
本ランキングは、大学の社会貢献の取り組みを国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)の枠組みを使って可視化したものです。2019年にTHEインパクトランキングとして始まり、8回目となる今回からTHEサステナビリティインパクトレーティングに名称を変更されました。
今後も本学では、世界をリードする大学を目指し、国際社会共通の課題に積極的に取り組んでいきます。

2026年度 寄附講座(近世名古屋学)・なごや学研究センター公開講座を開催しました

講演の様子

2026年7月11日(土曜日)名古屋市教育センター(熱田区)にて、なごや学研究センター主催の第1回公開講座が開催されました。
大原弘隆学長による開会挨拶の後、第1部では、七尾市教育委員会生涯学習文化財課の北林雅康主幹、佐賀県立名護屋城博物館の武谷和彦副館長、石川県金沢城調査研究所の滝川重徳副所長が「城から前田利家を考える」をテーマに、前田利家が各地に築いた城について、ご講演をいただきました。
第2部では、「城から見た前田利家」と題して、千田嘉博教授を進行役、北林主幹、武谷副館長、滝川副所長をパネリストとして、ディスカッションが行われました。肥前名護屋城近くの前田利家陣跡からは、巨大な堀が発掘され、調査により「おもてなし空間」であったことがわかるなど、各地の城の特徴について熱弁が交わされました。また、七尾城と金沢城の震災被害や、復旧に向けた取り組みについてもお話がありました。
当日は約650名の方々が参加され、「とても有意義な時間だった」「ぜひ現地を訪れてみたい」などの声が寄せられ、講演会は大盛況でした。

第2回 保育所・学校看護師アドバンスドプログラムを開催しました

シミュレーションの様子

シミュレーションの様子

2026年8月9日(日曜日)、葵キャンパスにて保育所や学校で指導的役割を担う看護師を対象としたプログラムを開催しました。全国の自治体では、指導的役割を担う看護師の配置が急速に進められているものの、その実践を共有したり意見交換したりする場はほとんどありません。今回のプログラムは、「多職種連携における指導的役割を担う看護師の役割とは?」をテーマに、講義、実践報告、シミュレーション、グループワークを通して学ぶ機会としました。全国から集まった指導的役割を担う看護師、保育士、教諭の皆さんとこれからの実践を考える有意義な機会となりました。

「共通電子カルテ構築プロジェクト」第一弾がスタート

現在、高度急性期から慢性期まで多様な病床機能を持つ6つの附属病院の医療提供体制をより強固なインフラで支えるため、電子カルテシステムの共通化を図るプロジェクトを実施しています。
そのプロジェクトの第一弾として、西部医療センターにおいて2026年5月に新たな電子カルテシステムを稼働させました。2027年1月には市立大学病院においても順次稼働を予定しています。
また、今回の電子カルテの刷新に合わせて、診察の待合順番や診察スケジュールの表示、次回予約のリマインド通知などを提供する「通院支援アプリ」を導入するほか、「生成AIサービス」等の導入による職員の働き方改革も進めております。
今後も附属病院群が一体となって共通電子カルテ構築プロジェクトを着実に進め、職員が安心して働ける環境づくりを提供するとともに、患者さんにより質の高い医療と利便性を提供してまいります。

「名市大未来プラン2026」の作成を進めています

ワーキンググループ会議の様子

ワーキンググループ会議の様子

2026年2月に教育・研究・医療・DXなど9つのワーキンググループを設置し、具体的なプランの作成を進めています。メンバーは、自ら手を挙げて参加した方を中心に、執行部からの推薦などを含め、80名を超えました。職種、所属、職位、年齢を問わず、さまざまな教職員が集まり、日々奮闘しています。検討には、オンライン会議やチャット機能などをフル活用し、効果的にアイデアを練り上げています。本学の明るい未来を切り拓く、活発な議論が積み上げられていくようです。
ワーキンググループの思いの詰まったプランは、執行部での検討等を経て、いよいよ完成に近づいてきました。次号でのお披露目を楽しみにしてください。

社会貢献PICK UP!

令和8年度「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」を開催しました!

聴診器による心音聴取の様子

聴診器による心音聴取の様子

 「ひらめき☆ときめきサイエンス」は、大学や研究機関で行われている最先端の研究成果に、小中高生が直に見る・聞く・触れることで、科学のおもしろさを感じてもらうことを目的とした日本学術振興会との連携による体験型の教育プログラムです。
 2026年8月1日(土)に小学生を対象として、医学研究科 篠原務講師が「心臓と血管の謎を解き明かせ!~未来の科学者たちへの挑戦状~」と題したプログラムを実施しました。当日は、聴診器による心音聴取や、顕微鏡による血流の観察、人体模型を使ったカテーテルの体験、心臓模型を使った解剖体験などを行い、最先端の研究を見て・聞いて・触れることで、心臓と血管の仕組みや役割についての理解を深めました。

環境デーなごや2026パートナーシップ事業として、地域美化活動を行いました!

地域の方々との集合写真

地域の方々との集合写真

2026年6月24日(水曜日)、環境デーなごや2026パートナーシップ事業の一環として、田辺通キャンパス周辺地域の地域美化活動を行いました。
陽明学区連絡協議会が中心となり実施され、瑞穂土木事務所、パロマ瑞穂スポーツパークの方々と、本学の学生、薬学部、医学部附属リハビリテーション病院、およびSDGsセンターの職員の計26名が参加し、地域の環境美化に取り組みました。

国際交流

HTWK Leipzig(ライプツィヒ応用科学大学)より教員が訪問されました

当日の様子

本学芸術工学部建築都市デザイン学科と2008年より交流協定を結んでいるドイツのライプツィヒ応用科学大学から、Marina Stankovic教授とLaura Veronese教授が来校され、交流協定の継続と見直しおよび講演、本学教員との協働による実習指導が行われました。
交流協定については両校学生の留学促進を目論んだ建設的な協議が、教育活動についてはMarina教授の講演(5月7日)、Laura教授の講演(同月28日)に対して、聴講した教員のみならず学生からも活発な質疑応答および意見交換が繰り広げられました。
加えて、Marina教授の積極的な大学院および学部における実習への指導参加により、日独両国の建築教育が相対化され、我が国の建築教育の特徴や強みを学生が体験する貴重な時間となりました。

南カリフォルニア大学薬学部から、4名の学生の短期研修を受け入れました

修了式での集合写真

修了式での集合写真

2026年5月18日(月曜日)から2週間、本学で一番長い歴史のある国際交流協定校であるアメリカの南カリフォルニア大学薬学部から、4名の学生と1名の教員が本学薬学部で研修を受けました。一行は、市立大学病院、東部医療センター、西部医療センターそれぞれの薬剤部を見学したほか、市内のコミュニティーファーマシーや漢方相談薬局、各務原市のエーザイ(株)川島工園での工場見学と博物館の見学をしました。日本の伝統文化として、薬学部同窓会による茶道の体験をしたほかは、各研究室を見学しました。また、7月に本学薬学部の学部生が1ヶ月間の臨床薬学研修を受けに南カリフォルニア大学薬学部を訪問しました。

ハルリムソンシム大学との大学間交流協定締結式を行いました

集合写真

集合写真

2026年6月5日(金曜日)、郡健二郎理事長、大原弘隆学長および7名の教職員が韓国・春川市にあるハルリムソンシム大学を訪問し、大学間交流協定締結式を行いました。
同大学は、本学と強い結びつきがある海外交流拠点校のハルリム大学を運営する学校法人イルソン学園が設置する大学です。看護学・リハビリテーション学といった保健医療分野をはじめとして教育・研究分野の交流により相互の発展が期待できることから、大学間交流協定の締結に至りました。
ハルリム大学・ハルリムソンシム大学を含むイルソン学園との絆をより強固なものとし、一層発展した関係を築き、日韓の友好がさらに深まることを期待します。

ハルリムソンシム大学総長・学生が来学されました

ウェルカムセレモニーの様子

ウェルカムセレモニーの様子

2026年7月16日(木曜日)から18日(土曜日)、2026年6月に大学間交流協定を締結した韓国のハルリムソンシム大学から、Moon Young-Sik総長、教員5名、看護学科、理学療法学科、放射線学科、歯科衛生学科の学生30名が本学を訪問しました。
ハルリムソンシム大学の学生たちは救急災害医療センター、市立大学病院、みらい光生病院などの施設を見学し、日本の医療提供体制や市立大学病院が提供する医療について紹介されました。
また、今回は本学の多職種連携教育(Inter-Professional Education: IPE)への理解を深めることが主な目的の一つであり、学生たちはIPEの授業を見学し、医療職種間の連携を重視した本学の教育についても学びました。
さらに、歓迎式および修了式も開催され、両大学の教員・学生が交流し、意見交換を行うとともに、相互理解を深める貴重な機会となりました。

PoliTo Japan Hub所長が来学されました

集合写真

集合写真

2026年6月18日(木曜日)、イタリアのトリノ工科大学の日本国内における拠点であるPoliTo Japan Hubより、所長のジュゼッペ・クアリア教授と、ジョバンニ・コルッチ助教が、芸術工学研究科を訪問されました。
当日は浅井清文学術顧問、太幡英亮研究科長、椎名渉子国際交流副センター長らとの懇談から始まり、柳沢伸也教授による研究紹介、北千種キャンパス内の研究室や施設紹介が行われ、名古屋市立大学における教育・研究活動について理解を深められました。
トリノ工科大学は本学の大学間交流協定校および海外拠点校の1つであり、毎年交換留学による学生の派遣・受入が活発に行われています。今後も連携を一層強化し、学術交流および学生交流のさらなる発展が期待されます。

令和8年度 留学生交流会を開催しました

フリートークの様子

フリートークの様子

2026年6月12日(金曜日)、留学生、日本人学生、教職員約100名が滝子キャンパス生協食堂に集い、留学生交流会が開催されました。
母国紹介のセッションでは、スペイン、ウズベキスタン、タイ、韓国出身の留学生がそれぞれの国や大学について発表を行い、参加者は熱心に耳を傾けていました。また、クイズ大会では参加者がグループごとに協力しながら回答し、大いに盛り上がりました。
交流会を通じて参加者同士が親睦を深めるとともに、さまざまな国や地域について理解を深める様子が多く見られ、国際交流の貴重な機会となりました。

2026夏留学フェアを開催しました

交換留学体験発表の様子

交換留学体験発表の様子

2026年7月6日(月曜日)、滝子キャンパス生協食堂(そてつ食堂)にて留学フェアを開催しました。新型コロナウイルス感染症収束後初となる、対面での実施となった今回は、本学の留学プログラムについての説明や、交換留学に参加した学生による体験談発表、名市大留学プログラム経験者によるブース相談を実施しました。
交換留学体験談発表では、各大学や国・地域の魅力について詳しく説明され、参加者は興味深く耳を傾けていました。
ブース相談では、参加者が関心のある留学プログラム経験者に直接質問し、それぞれのブースにて活気あふれる会話が見られました。
国際交流センターでは、本学学生の留学を促進し、留学する学生のサポートを継続してまいります。

学生の活躍

中日SDGsフェア2026に参加しました

発表の様子

発表の様子

2026年8月19日(水曜日)、ウインクあいちで開催された中日SDGsフェア2026(主催:中日新聞社)に名古屋市立大学として参加しました。
当日は、学習支援サークル「つばめ」の米山樹さん(薬学研究科)、鈴木花梨さん(薬学部)が「教育格差は、隣の家でも起きている-大学生が届ける無料塾プロジェクト-」と題し、サークルで行っている無料塾や子ども食堂などの活動についてステージで発表しました。また、出展ブースにも多くの来場者が訪れ、本学のSDGs達成に向けた取り組みを伝えることができました。

大阪書籍印刷(株)と経済学部山本ゼミの産学連携商品「Moflog」が発売となりました

NiCiUの皆さん

NiCiUの皆さん

産学連携商品コンペ「Student Innovation College 2025」にて経済学部山本奈央ゼミのチームNiCiU(小野田愛叶さん、加藤豊乃香さん、髙知杏さん、椿井優心さん)が商品化権利を獲得したペットへの愛情を深めるためのノート「Moflog(モフログ)」(犬、猫、鳥、うさぎの4バージョン)が2026年4月に発売となりました。発売に際しては学生自身が店頭やイベントで商品のプロモーション活動を行いました。
なお、本商品は大阪書籍印刷株式会社のECサイト「archshop」他にて発売中です。

学生の受賞

薬学部・薬学研究科

写真

日本薬学会第146年会 学生優秀発表賞(口頭発表)
<題目> 低温条件で合成したFePtナノ粒子を用いた外部磁場・光によるがん治療法の開発
<受賞者> 薬学研究科 博士前期課程2年 山下 凜 さん

日本薬学会第146年会 学生優秀発表賞(ポスター発表)
<題目> UPS活性検出プローブ開発のためのユビキチン化基質の開発
<受賞者> 薬学研究科 博士後期課程1年 小澤 遼 さん
<題目> 蛍光検出とラベル化によるhydropersulfideの新規検出プローブ群の開発
<受賞者> 薬学研究科 博士後期課程1年 平尾 景尚 さん
<題目> 第四級炭素構築を経るトランス縮合炭素環構築法の改良とエストロンの全合成
<受賞者> 薬学研究科 博士前期課程1年 安藤 茉里 さん

・令和7年度 日本生化学会中部支部 支部長賞
・第90回 日本生化学会中部支部例会 奨励賞

<題目> 糖転移酵素B4GALNT3の有するシスタチン様ドメインおよび天然変性領域の機能解析
<受賞者> 薬学研究科 博士前期課程1年 栗田 蒼空 さん

医療薬学フォーラム2026・第34回 クリニカルファーマシーシンポジウム優秀ポスター賞
<題目> 地域高齢者に対する薬剤師の遠隔健康支援の効果―セルフメディケーション実践の行動変容ステージやヘルスリテラシー等への影響―
<受賞者> 薬学部4年 相澤 和音 さん

経済学部

学生向け起業家育成プログラム「STAPS」(春期) 愛知県賞
<題目> 農業を「所有」から「シェア」へ
<受賞者> 経済学部2年 吉川 玲央 さん

データサイエンス学部

第100回 日本感染症学会・学術講演会
第74回 日本化学療法学会総会合同学会優秀演題賞

<題目> 機械学習を使った死亡予測スコアの構築と検証:メキシコにおける重症COVID-19患者3046例の後ろ向きコホート研究
<受賞者> データサイエンス学部4年 佐藤 航 さん

教員の受賞

医学研究科

・一般社団法人日本アレルギー学会 サノフィ優秀論文賞(2026年)
<題目>Comorbid functional dyspepsia reflects IL-33-mediated airway neuronal dysfunction in asthma. Journal of Allergy and Clinical Immunology 2024;154(6):1422-1433.
・一般社団法人日本呼吸器学会 第66回 日本呼吸器学会学術集会講演会演題賞 優秀賞
<題目>喘息性咳嗽の新規バイオマーカーとしての血清胆汁酸の意義:動物モデルと臨床データに基づく統合的検討
<受賞者>医学研究科 呼吸器・免疫アレルギー内科学分野 助教 伊藤 圭馬

公益社団法人 日本女医会 第11回 溝口昌子賞
<題目>成人重症喘息における気道過分泌病態の臨床的意義ならびに、同病態を含む新規生物学的製剤の包括的有効性およびその予測因子に関する研究
<受賞者>医学研究科 呼吸器・免疫アレルギー内科学分野 講師 田尻 智子

名古屋市立大学病院

日本皮膚科学会総会 優秀演題賞
<題目>PUVAバス療法が奏功したTCRγδ陽性の菌状息肉症の1例
<受賞者>名古屋市立大学病院 総合研修センター 臨床研修医 木下 雄基

東部医療センター

第62回 日本腹部救急医学会総会 研修医・学生発表賞
<題目>慢性膵炎が誘因と推測された十二指腸NOMIの1例
<受賞者>東部医療センター 消化器外科 初期研修医 佐藤 菜生

薬学研究科

第38回 日本東洋医学会奨励賞
<題目>日本での生薬に関する薬史学研究
<受賞者>薬学研究科生薬学分野 研究員 太田 美里

人間文化研究科

2026年度 日本社会学史学会奨励賞
<受賞書籍>馬渡玲欧『ヘルベルト・マルクーゼ ―オートメーション・ユートピアの構想と展開』(ナカニシヤ出版、2025年)
<受賞者>人間文化研究科 准教授 馬渡 玲欧

芸術工学研究科

A' Design Award( イタリア) 銀賞
<題目>CO2を吸収して植物に濃縮還元するベンチ
<受賞者>芸術工学研究科 准教授 影山 友章

公益財団法人前田記念工学振興財団 令和8年度 山田一宇賞
<題目>イタリアの旧工場地区再生と産業遺産の保存活用に関する研究
<受賞者>芸術工学研究科 教授 柳沢 伸也

愛知県看護功労者

<受賞者名>
名古屋市立大学病院 看護部 副看護部長 佐橋 朋代(写真中央)
名古屋市立大学医学部附属西部医療センター 看護部 看護部長 友廣 智香(写真右)
名古屋市立大学医学部附属リハビリテーション病院 看護部 看護部長 纐纈 万知代(写真左)

名誉教授称号付与

2026年5月1日付で名誉教授の称号が付与されました。多年にわたるご尽力に感謝するとともに、今後のご活躍をお祈りいたします。

浅井 清文 学術顧問

交流会だより

ロゴ

学生デザインによる芸工コネクトのキービジュアル

<芸工30周年>芸術工学はどこへ向かうべきか?
2026年8月23日(日曜日)、「芸工コネクト30」と題したイベントを研究科、現役学生、芸術工学部同窓会萱光会の三者で開催しました。多くの卒業生と学生の保護者をお招きし、芸術工学部創立30周年を祝いました。記念講演会では、神戸芸術工科大学の齊木崇人名誉教授をお迎えし、芸術工学のルーツを確かめながら、今後の芸術工学の行く先を語り合いました。かつての仲間が集い、コネクトし、またそれぞれの未来に向けて再発進する機会となることを期待しています。

教員著書・発行物紹介

書影

Film studies in Japan

執筆者:芸術工学研究科 教授 栗原 康行 他
出版:2026年6月
Cambridge Scholars Publishing