グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



SDGs活動紹介

ホーム >  SDGs活動紹介 >  ゲイ・バイセクシュアル男性を対象とした HIV予防の推進

ゲイ・バイセクシュアル男性を対象とした HIV予防の推進



活動の概要 HIV感染症の予防、セクシュアルヘルスをテーマに研究しています。集団レベルでHIVの予防を推進するためには、感染リスクが高いポピュレーションを見極め、その対象者に効果的な予防介入を継続的に実施することが重要です。 日本では、ゲイ・バイセクシュアル男性におけるHIV/AIDS感染拡大が最も深刻であり、彼らへのコミュニティベースの予防プログラムの立案、実施、評価に資する研究を当事者、NGO、行政、医療専門家、研究者のパートナーシップのもと行ってきました。平成28-30年度の厚生労働省エイズ対策政策研究事業では、乾燥血液スポット法(指先にランセット針を刺して取った血液をろ紙にしみこませ検査機関に送り、スクリーニング結果をWEBで確認する検査手法)を用いたコミュニティベースでのHIV検査機会の拡大を行います。
活動の時期 2005年~現在まで
関連する論文 1. Noriyo Kaneko, Satoshi Shiono, Adam O. Hill, Takayuki Homma, Kohta Iwahashi, Masao Tateyama, Seiichi Ichikawa: Correlates of lifetime and past one-year HIV-testing experience among men who have sex with men in Japan, AIDS Care, 2020. DOI: 10.1080/09540121.2020.1837339
2. Nigel Sherriff, Jane Koerner, Noriyo Kaneko, Satoshi Shiono, Michiko Takaku, Ross Boseley, Seiichi Ichikawa: Everywhere in Japan: an international approach to working with commercial gay businesses in HIV prevention, Health Promotion International, 32(3), 522-534, 2017. doi: 10.1093/heapro/dav096.
3. 金子典代, 塩野徳史:コミュニティセンターに来場するゲイ・バイセクシュアル男性のHIV・エイズの最新情報の認知度とHIV検査経験,コンドーム使用との関連.日本エイズ学会誌, 23(2), 78-86, 2021.
期待される効果、今後の展望 通常の保健医療サービスが届きにくいマイノリティ集団にいかにアクセスし、必要なサービスを提供していくかは大変難しい課題です。
エイズ分野では、当事者、NGOが大きな力を発揮し、感染拡大の抑制に貢献してきました。この成果を目に見える形で残せるような、予防対策に資することができるような研究が必要だと考えています。また、エイズ予防の研究や取り組みにおいては、研究者、NGOや行政、医療、ボランティアの協働が鍵となります。研究においても、メンバーそれぞれの専門や能力を最大限に発揮できるチーム作りを重視しています。
所属 看護学研究科 国際保健看護学
氏名 金子 典代
専門分野 HIV感染症、AIDSの予防、健康行動学、疫学

イギリスのブライトン大学との共同研究(英国でHIV検査キットを自動販売機で普及させる取り組みの成功事例の紹介を受けました)

イギリスのブライトン大学との共同研究(英国でHIV検査キットを自動販売機で普及させる取り組みの成功事例の紹介を受けました)