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人文社会学部現代社会学科・社会調査実習報告書『水環境を中心とする市民・市民団体・行政の関わり方―庄内川・山崎川・鳥川・恵那峡を事例に―』の刊行



活動の概要  人文社会学部現代社会学科では、毎年、社会調査実習という授業を開講しています。各担当教員の指導のもと、中京圏の様々な社会問題の現状と課題について、社会調査を行っています(例:メディア報道、地域コミュニティ・家族、労働、都市…)。このうち、馬渡班では中京圏の水環境が誰によって、どのように守られているのか、その現状と課題を、地域資料の整理・読解、現地フィールドワークや関係者への聞き取りに基づいて調べました。
 事例としては、学生の関心に基づき、豊かな自然を持つ広域的な都市河川である庄内川、生物多様性を目指した市民活動が行われている都市河川の山崎川、ホタル保護活動で著名な鳥川、水辺を活かした観光資源を有する恵那峡を選定しました。調査の成果について、この度、報告書『水環境を中心とする市民・市民団体・行政の関わり方―庄内川・山崎川・鳥川・恵那峡を事例に―』を取りまとめました。
 近年では、持続可能なより良い水環境を目指すための連携が行政、市民団体、地域住民等の間で志向されていますが、他方で水環境は人々や社会との関わりのなかで、治水・防災・生物多様性・産業など、多様な価値観や人々の活動を映し出し、せめぎ合う場であり続けていることを学生たちは認識しました。また、人々がとりわけ都市社会で生活を続けるなかで、自然環境の存在や環境との関わりが生活の後景に退いていることも改めて認識しました。特に後者の、市民の水環境に対する関心・無関心については、「市民の無関心」がどのような状態を示すのかを掘り下げながら、今年度も継続して調査していきたいと考えています。
活動の時期 2022年4月から2023年4月まで
担当教員 馬渡玲欧(人文社会学部現代社会学科講師/SDGsセンター員)
関連URL 名古屋市立大学人文社会学部現代社会学科

実習報告書表紙

2022年度社会調査実習報告書(馬渡班)表紙