名古屋市立大学、京都大学・DTアクシス株式会社と周産期うつ病に対する非薬物的治療アプリの共同研究開発に関する覚書を締結

名古屋市立大学、京都大学・DTアクシス株式会社と周産期うつ病に対する非薬物的治療アプリの共同研究開発に関する覚書を締結（PDF ファイル 0.45MB）

研究の概要

名古屋市立大学（所在地：名古屋市瑞穂区）は、国立大学法人京都大学およびDTアクシス株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役：小島尚之）と、周産期うつ病の予防・治療を目的としたアプリケーションの共同研究開発に関する覚書を締結しました。
本覚書は、妊娠・出産期の女性に対する精神的ケアの新たな選択肢として、非薬物的アプローチによる治療支援アプリの開発を目的としています。

背景と目的

妊婦に対する薬物療法には制限があることも多く、精神的ケアが十分に届きにくい現状があります。名古屋市立大学は、DTアクシス株式会社が有するデジタルヘルス開発技術と、京都大学の学術的知見を融合させ、認知行動療法など科学的根拠に基づいた手法をアプリに実装することで、妊婦が安心して利用できる予防・治療手段を提供し、母子の健康と家庭の安定に寄与することを目指しています。

本プロジェクトの位置づけ

本プロジェクトは、DTアクシス株式会社が開発したうつ病治療補助プログラム「リフトンD®」に続く、精神疾患領域における新たなSaMD（Software as a Medical Device）の開発パイプラインとして位置づけられています。
共同研究開発においては、名古屋市立大学が設計・臨床研究・倫理審査・学術評価を担い、DTアクシス株式会社が開発戦略を支援、京都大学が設計・臨床研究・学術評価を担当します。
三者は連携して、臨床データの収集・分析、アプリの設計・評価、臨床開発戦略の策定を進めてまいります。

今後の展望

名古屋市立大学は今後も、産学連携を通じた革新的なデジタルヘルスソリューションの創出に取り組み、周産期医療をはじめとする社会的課題の解決に貢献してまいります。

重要なお知らせ

このプレスリリースに掲載されている製品および開発中の製品に関する情報は、プロモーションや広告に該当するものではありません。このプレスリリースに掲載される製品に関するすべての情報は、医学的なアドバイスを目的として提供しているものではなく、またかかりつけの医師などの指示の代用になるものでもございません。

商標について

記載されている「リフトンD®」は、DTアクシスの登録商標です。