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国境を越える看護の絆 — 医学部附属病院群と韓国・ハルリム大学医療センターが看護師国際交流に関する協定締結式及びシンポジウムを開催します


名古屋市立大学医学部附属病院群(日本)とハルリム大学医療センター(韓国)は、両国間の看護分野における国際交流と協力を推進するため、「看護師国際交流に関する協定(Memorandum of Understanding)」に関する締結式を令和7年5月29日に開催いたします。

この協定は、両機関の看護師が短期研修を通じて相互に派遣される制度を柱とし、専門的なセミナーの共催、現地医療施設の視察、文化交流活動など、実践的かつ多角的な連携を行うことで、医療・看護の質の向上と人材育成を目指すものです。
特にハルリム大学はじめ同医療センターが持つ、医療を取り巻くDXの先進的な事例やノウハウを取り入れることで、附属病院群における看護行為や医療サービスの質の向上に資するだけでなく、我が国における看護師のタスクシフトや働き方改革等の課題への対応にも寄与できるものと考えています。

【締結式の概要】
◎日時:令和7年5月29日(木曜日)午前9時10分から午前9時40分
◎会場:医学部・医学研究棟 11階特別会議室

【協定の主な内容】
・看護師の短期派遣および受け入れ
・専門講義やワークショップの共催
・医療・看護技術に関する知識の共有
・施設見学や現場研修の実施
・両国の文化理解を深める交流活動

本取り組みは、両機関の協力関係を基盤とし、5年間の有効期間を経て継続的な連携を行うことを視野に入れています。
今後、両機関は具体的な交流計画の策定に向けて協議を進め、令和7年度中の看護師派遣を目指します。

【締結式の主な出席者】
名古屋市立大学 理事長 郡 健二郎
医学研究科長 片岡 洋望
看護学研究科長 窪田 泰江
東部医療センター病院長 林 祐太郎
附属病院群看護部長 山本あゆみ はじめ6名

ハルリム大学 理事長 ユン・ヒソン
       学長 チョイ・ヤンヒ
医療院長 キム・ヨンソン
医学研究科長 ユ・ギョンホ
看護部長 ユン・グムスン

両大学による国際合同シンポジウムを同日開催

名古屋市立大学とハルリム大学は、前述の協定締結式と同日に、今回で5回目となる国際合同シンポジウムを開催します。両大学の研究者らによる最先端の研究成果の発表や意見交換を行い、両大学における研究や教育活動、医療水準の向上を目指します。
ハルリム大学はじめ同医療センターの強みである、AIやロボットを駆使した医療DXの取り組みや本学での事例など、国内外での先進的な事例を基に、両国の大きな課題である超高齢社会における医療について理解を深め、展望を考えます。

【シンポジウム開催概要】
◎日時:令和7年5月29日(木曜日)午前10時から午後4時40分
◎場所:名古屋市立大学病院 病棟・中央診療棟3階 大ホール
◎テーマ:将来の医療と看護のパラダイム変化 ―AI、ロボット、高齢化医療―
Innovations in Medicine and Nursing- AI, Robotics, and Aging Care -
◎対象者:両大学の教職員・学生
◎言語:英語(通訳なし)
【参考】ハルリム大学について
1982年設立。本校は韓国・春川(チュンチョン)市。春川市、ソウル市、ソウル市近郊に5つの付属病院を持つ。名古屋市立大学とは2006 年 11 月に学術交流協定を締結。2010年6月「学生交流に関する協定」を締結し、これによりハルリム大学との交換留学を開始することとなった。医学部、看護学部、自然科学部、経営学部、人文学部、社会科学部、情報科学部、国際学部などの13 学部がある。
ハルリム大学 HP:https://en.hallym.ac.kr/exchange_en/index.do

同大学は、本学における国際交流協定大学 兼 海外拠点設置合意校であり、交換留学プログラム等、多様な連携を行っている。