植物の低温耐性の仕組みを解明――RNAを守る新しいタンパク質(木藤教授)
| 研究分野 | 生命科学(植物分子生理学) |
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| 掲載誌 | Plant Direct |
| 論文題目 | CISP, an Intrinsically Disordered Cold-Inducible Barley Protein, Functions as a Small RNA Chaperone |
| 著者 | Yutaro Okumura (1), Md. Maksudul Haque, Shin-ichiro Kidou |
| 所属機関 | 名古屋市立大学 |
| 学生著者 | (1)木藤研博士前期課程2年 |
| 概要 | 本研究では、低温条件下でオオムギの根に特異的に誘導される小型タンパク質「CISP」に着目し、その低温耐性への関与を解析した。CISPを大腸菌で発現させたところ、低温条件下での増殖が改善された。また、CISPをシロイヌナズナで過剰発現させた場合にも、低温下での生育促進が確認された。さらに、RNAの二次構造形成を指標とした解析から、CISPはRNAの過剰に安定な構造形成を抑制し、構造をほぐす作用を示した。このことから、CISPはRNAシャペロン様の機能を持つ可能性が示唆された。CISPは、一般的なRNA結合ドメインを持たない一方で、天然変性領域(IDR)を含む特徴的な構造を有しており、これまでに知られていない新しいタイプのRNAシャペロンである可能性がある。本研究は、CISPの構造と機能、ならびにオオムギの低温耐性への関与について新たな知見を提供するものである。 |
| 掲載日 | 2026年6月11日 |
| DOI | doi.org/10.1002/pld3.70179 |
| 備考 |

