名古屋市立大学 大学院人間文化研究科・人文社会学部

SDGs活動紹介

名古屋駅西地区のエリアリノベーション戦略の構築ーエキニシノミライに向けて

11.住み続けられるまちづくりを 8.働きがいも経済成長も9.産業と技術革新の基盤をつくろう
担当者 林 浩一郎:人間文化研究科(現代社会学科)、准教授、(専門分野)地域社会学

リニア中央新幹線開業に向け、再開発が進む名古屋駅西地区。その激変のなかで、草の根から地域文化を生み出すため、まちの皆さまとエリアリノベーション戦略を構想・実践してきました。

2017、2018年には、リノベーションまちづくりの先駆・清水義次氏、岡崎市のQURUWA戦略に取り組まれている山田高広氏、名古屋市住宅都市局の鶴田法仁氏、名古屋駅太閤通口まちづくり協議会の田中和生氏、「駅西あさごはん」という社会実験を行った大学生と、駅西リノベーション戦略を議論しました。

令和時代が幕を開けた2019年5月1日、名古屋市市民経済局「商店街商業機能再生モデル事業」を活用し、名古屋駅西銀座通商店街の空き店舗を生まれ変わらせた「喫茶モーニング」がオープンしました。このコミュニティ・ハブは、多様性と持続可能性をテーマとする市野将行氏と、ひきこもり状態にある方々を支援する「オレンジの会」が共同して生み出しました。その取り組みを紹介する「エキニシノミライ」では、設計を担当した栗本真壱氏、イベントを企画する大野嵩明氏、駅西でデザイン業を営む堀江浩彰氏、駅西文化を守り、革新する野田清太郎氏、駅西を調査する本学学生と、駅西カルチャーのミライを展望しました。

大規模再開発が続く名古屋駅の東側とは違う駅西の文化的アインデンティティを残しつつ、持続可能な発展をとげるためには、ローカルな資本が独自の経営戦略を立てていく必要があります。リノベーションまちづくりは、「草の根の私たちに、ここで稼がせろ!」という地域固有の内発的発展戦略となりうるものです。

駅西に生まれた「喫茶モーニング」

駅西に生まれた「喫茶モーニング」