名古屋市立大学 大学院人間文化研究科・人文社会学部

人間文化研究所

サイエンスカフェ

【開催報告2019年11月2日】サイエンスカフェ 上田敏丈 准教授 「世界の幼稚園から日本の保育を問い直す -海外乳幼児教育施設見学記-」

[2020年01月07日]
第90回 Human & Social サイエンスカフェ
日時:2019年11月2日(土)15:00~17:00
講師:上田敏丈 准教授(幼児教育学、保育学)
テーマ:世界の幼稚園から日本の保育を問い直す -海外乳幼児教育施設見学記-
  • 内容:
日本の保育の専門家が海外の乳幼児教育施設との比較と検討を行います。
  • 参加記:
上田先生は、海外の学会にも多数参加され、その都度現地の保育を視察されている。その中で、学習中心に保育が捉えられているアメリカ・香港、遊び中心に捉えられているニュージーランド・ハンガリー、まためったに見聞きすることの出来ないガーナの保育について学ぶことが出来た。 個人的には、アメリカで提唱されている「STEM(ステム)教育:科学・技術・工学・数学の教育分野に力を注ぐ21世紀型教育システム。新たな時代に必要とされる自発性、創造性、判断力、問題解決力を養うことを求められている。」が興味深かった。
もちろん遊び中心の保育が良いと思っている。遊びの中に、子どもが自ら発達していく要素があると考えている。子どもが遊びの中で発達していくには、子どもの発達・興味関心に合わせた環境整備が大人に課せられる。その遊び環境の中に、ステムの要素があると保育のふくらみがより増していくのではないだろうか。子どもの発達段階それぞれにおいて、子どものあくなき探求心は目を見張るものがある。いろいろな不思議に子どもと共にワクワクドキドキしたいな、と思い聞いていた。 世界を知ることで、今の保育を柔軟に捉えることが出来る。今回の講演は、他の国の保育を知るだけでなく、そこから考えていく視座をいくつかもらえたと思う。上田先生が言われた「幼児に必要なことはレディネスかホリスティックか」については、今後じっくり考えていきたいと思った。
安藤 香(公立保育園勤務)

pdf版の案内(会場への地図あり)(426.3 KB)