名古屋市立大学 大学院人間文化研究科・人文社会学部

人間文化研究所

サイエンスカフェ

【開催報告4月21日】サイエンスカフェ 坪井裕子教授 「子育ての問題を考える~子どもの虐待をめぐって~」

[2018年09月19日]
第84回 Human & Social サイエンスカフェ
日時:2018年4月21日(土)15:00~17:00
講師:坪井裕子教授(心理学、教育心理学)
テーマ:「子育ての問題を考える~子どもの虐待をめぐって~
  • 内容:
近年、家庭の子育て力の低下、特に子どもの虐待は大きな問題となっています。そこで虐待が子どもに及ぼす影響、子どもの心のケア、虐待してしまう側の問題など、虐待をめぐるさまざまな課題について考えていきます。
  • 参加記:
「児童虐待」がテーマの「サイエンスカフェ」。 申し込んではみたものの足取りは重かった。どうしても子どもたちの心の内側を想ってしまう。暗闇を抱えた子どもたち、その声をどう察知して応えるか。つらくて難解なテーマだ。
いったい「児童虐待」とはなにを指すのか、それにどう対処したらいいのか、なくすために私たちは何を知っておく必要があるのか。たぶんその理由は、倫理感や道徳心といったところにではなく、もっと深いところに根ざしている、そんなふうに思う。
サイエンスカフェの参加者は、様々な年齢、立場の人たちで、なかには福祉の専門職(ソーシャルワーカー)と思しき人も2、3いた。
かんたんな主催者挨拶、講師坪井裕子教授(心理・教育学)の紹介から、すぐに100分間ほどの講義に入っていった。静けさの中にコツコツとノート取る音が絶えない、が、気にはならない。集中している。児童虐待の四種類(身体的、性的、心理的虐待、ネグレクト)の定義から始まって、その発見、通報、対応、ケア(支援)のプログラム、さらに最近のカナダ、アメリカの学説が紹介され、子どもたちには安心感の中にいつづけることが必要不可欠という結論にいっきにつなげていく。臨床経験に裏付けられたその講義はもりだくさんの内容でありながら、ポイントを押さえ、噛み砕いた言葉が、参加者にしっかりと届いていた。こうした講座は市民にとってほんとうに有益である。折を見て再びこのテーマがもたれることを願う。
「市民学びの会」城 浩介
20180421tuboi.jpg

子育ての問題を考える~子どもの虐待をめぐって~会場の様子

pdf版の案内(会場への地図あり)(278.9 KB)