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大学院芸術工学研究科

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環境デザイン研究所


環境デザイン研究所

環境デザイン研究所は、芸術工学研究科における教育研究活動を横断的に充実発展させる拠点として、2009年4月に設置された附属施設です。アセンブリーホール(食堂)上部の未利用スペースをリニューアルすることにより、活動に関わるスタッフのワーキングオフィスとして、あるいは創造的な会合を開催できるラーニングスペースとして整備されました。北千種キャンパスの中央部に位置し、芸術工学の多彩な学問領域を連結するシンボリックな組織となっています。

この研究所は、持続可能な未来社会の実現に向けて、物理的環境と人間の生活・活動との関係性に軸足をおいたデザインのあり方を追求するユニークな組織です。地域社会や現場の抱える具体的問題の解決に向けて、教育研究の成果をわかりやすいかたちで社会に還元する拠点として大いに期待されています。

附属研究所の設置は、芸術工学部の設立当初より構想されてきたものであり、研究科がこれまで蓄積してきたアクティブな活動を受け入れる具体的条件が整ったといえます。将来の持続可能な未来社会の実現に向けて、工学的理論とデザイン的実践にまたがる議論を重ねながら、芸術工学に関わる活動・交流の新たな機会を提供し、成果発信の場として多いに活用することができるのです。

具体的には、大学が目指す健康・福祉、環境に関連するテーマを重点的プロジェクトとして掲げ、各種活動を推進する予定です。取り組む活動としては、地域のニーズを踏まえたまちづくりへの助言・参加、ワークショップの開催、次世代に対する環境教育、先端的デザインの開発に関する情報交換、学生と地域・社会活動の橋渡し、企業人に対する再教育、産学官の連携による調査研究、関連団体(自治体、NPOなど)との連携事業などがあります。

また、これまで交流実績のある海外の研究機関との共同研究や、学生主体の国際ワークショップなどの企画、コーディネートを実施しています。
健康・福祉に関連しては、医療施設における機器の開発、療養環境の改善、ユニバーサルデザインの開発普及などをテーマに推進しています。環境に関連しては、快適性・安全性に配慮した住環境、歴史・地域環境を活かしたまちづくり、持続可能な環境共生型都市の提言などをテーマに掲げています。

活動の成果は、多くの市民と共有できるよう市民参加のシンポジウムや公開講座などを通じて発表を行なうとともに、関連する展示発表会を開催し、印刷媒体・電子媒体などを通じて、広く情報を社会に還元するものとなっています。

ユネスコによりデザイン都市として認定された名古屋市における重要な活動拠点として、デザインに関わる「知の創造と継承」に向けて積極的取組みの展開を目指しています。