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主な技術シーズ ライフサイエンス

難治性の痛みを緩和するための治療法の開発

2016年9月15日

キーワード 視床下部、自律神経、神経系細胞
研究概要 慢性的な痛みは、生活の質を著しく悪化する。また、現在の治療法に対し抵抗性を示す難治性の痛みも多くみられ、その緩和法の開発は喫緊の課題である。我々は、現存の鎮痛薬に抵抗性を示す神経損傷による痛みモデルを開発し、難治性の痛みを緩和する化合物の探索を行っている。また、本モデルを用いて、痛みが難治化するメカニズムについて、中枢神経系の機能変化に焦点を絞って、検討を行っている。
特徴と強み 神経障害や糖尿病、がんなどで感じる治療が困難な痛みを改善するため、不必要な痛みが必要な痛みと同じ神経回路で認知されるのかを解明します。また、体の中にある強力な痛み抑制回路であるオピオイド神経系による疼痛制御メカニズムを明らかにし、難治性疼痛の緩和を可能にする薬物や治療法に応用したいと考えています。
痛みは生命に迫る危機を脳へ知らせる警告信号で、本来は生物の生存のために必須の反応です。ところが、脳が危険を認知した後にも持続する痛みは不快であり、その緩和は慢性的な痛みに悩む人達に福音となります。多くの人を苦しめている疼痛を完全に制圧できる日が来ることを夢見て、慢性疼痛を感じる脳内メカニズムの解明を続けていきたいと思っています。
所属 薬学研究科 神経薬理学分野
補職 准教授
氏名 大澤 匡弘

名古屋市立大学 大学院薬学研究科・薬学部

難治性の痛みを緩和するための治療法の開発(PDF 661.4 KB)

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