公立大学法人名古屋市立大学

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主な技術シーズ ライフサイエンス

天然食品成分による認知機能障害の防止

2016年9月 7日

キーワード アポリポタンパク質E、HDL、アルツハイマー病
研究概要 アルツハイマー病の発症機構はほぼ解明されつつあり、鍵となる現象としては、Aβの産生、分解・除去、tauのリン酸化等があげられますが、それらに対する食品由来成分の関与がわかれば、予防治療効果を発揮すると考えられます。
本研究では、培養神経細胞あるいは細胞株を使用して、各食品成分を添加し、鍵分子であるAβ産生、Aβ分解・除去に重要な働きをするapoE-HDL産生、ならびにtauのリン酸化に対する影響に取り組んでいます。
特徴と強み ・薬剤開発に比べて、食品成分は毒性がない、または低く、実用化への障害は少ない。
・従って、薬剤に比べて開発までの期間が短く、開発経費が圧倒的に少ない。
・発症後にしか使用できない治療薬に比べて、予防的に摂取することが可能であるため利益は大きい。

今後は、培養系での検討で、アミロイドカスケードの分子病態に影響する成分を同定した後は、それらの成分をアルツハイマー病モデルマウスに投与し、認知機能ならびに脳内Aβ代謝、tauのリン酸化への影響を解析します。動物で効果のあった成分については、ヒトでの試験に向けた準備を行う予定である。
企業等への提案 すでに、Aβ産生を抑制するもの、ApoE-HDL産生を増加させるものを複数同定しています。また、食品由来成分は、基本的には有害なものではないため、実用化へのハードルは低いと思われます。
所属 医学研究科 病態生化学分野
補職 教授
氏名 道川 誠

名古屋市立大学大学院医学研究科 病態生科学分野

天然食品成分による認知機能障害の防止(PDF 529.5 KB)

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