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主な技術シーズ 人文社会

中国伝統医学は18世紀フランス生気論医学にいかなる影響を与えたか

2016年9月13日

キーワード 『百科全書』、フランス唯物論、ヨーロッパと中国の文化交流
研究概要 イエズス会士などを通じて17-8世紀に脈診法が中国からフランスに伝播し、オランダ商館の医師などを通じて日本から漢方の鍼灸がフランスに伝播した。鍼灸は痛風やリュウマチの治療法としてヨーロッパにブームを引き起こし、脈診法は伝来の西洋脈診法よりも精確な予後を教える方法として、後には診断術として、大きな影響を与えた。その影響は器官の共感、身体全体の力動的一体性を説く生命観にまで及んだことを明らかにした。
特徴と強み 19世紀初頭におけるビシャの生理学でも、モンペリエ学派の生気論や組織学の成果が活かされており、中国医学が、ヨーロッパの近代生理学や生物学に影響を与えた点も明らかになる可能性がある。
従来、近代科学技術の交流については、西洋の側から非西洋へという方向でのみ研究されてきた。しかし、17-8世紀には中国が文化的に西洋に大きな影響を及ぼした。医学も例外ではなく、西洋医学の展開は国際交流の視点から見直す必要がある。
所属 人間文化研究科 文化と共生分野
補職 教授
氏名 寺田 元一

名古屋市立大学大学院人間文化研究科・人文社会学部

中国伝統医学は18世紀フランス生気論医学にいかなる影響を与えたか(PDF 557.4 KB)

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