公立大学法人名古屋市立大学

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産学官連携

主な研究シーズ 経済・経営

亡命チベット社会の変容とアイデンティティ形成

2016年11月 9日

キーワード 宗教を紐帯とする連携、アイデンティティ形成、マイノリティの人権
研究概要 難民としてインドへ流出した亡命チベット人が、本国で失われた社会を異国の地で再構築する試みについて、国民統合の観点から究明します。人間の安全保障とコミュニティ形成の概念を念頭に置きつつ、難民が亡命先において、いかに現地社会と共生を図りながら民族の将来を設計するかという視点で研究を行っています。最近は、彼らの生計戦略としての移住ネットワークの今日的展開に焦点を当てます。

・他国で発生した国内避難民あるいは難民化の影響が日本においても深刻化するボーダーレスな今日的状況下で、平和的共存会の構築を目標に、経済基盤の安定と文化の継承を目指すコミュニティ再建の在り方を模索するモデル提示の試みです。
・国家の安全保障に偏向した既存の国際規範を相対化し、国境に捉われないネットワークの形成と人類共生のあり方を実証的考察する適例であり、包括的かつ実証的な国際比較研究です。
特徴と強み ・「当事者性」「民際学」を主軸においています。
・難民1世代が高齢化を迎える中、「チベット」を実際には知らない世代がコミュニティの中核を担っていくことは避けられません。彼らの描く「未来チベット」を明らかにします。

ダライ・ラマ14世の後継者問題が議論を呼んでいる昨今、次期指導者への交代は、チベット問題の趨勢を大きく左右し、亡命社会の存続自体も重大な岐路に立たされることになるでしょう。亡命社会で実践してきた民主化の試みが今後どのように花開くのか、亡命チベット人の視点から明らかにしていきます。
所属 人間文化研究科 文化と共生分野
補職 准教授
氏名 榎木 美樹

名古屋市立大学大学院人間文化研究科 人文社会学部

亡命チベット社会の変容とアイデンティティ形成(PDF 654.1 KB)

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