公立大学法人名古屋市立大学

文字サイズ

English

社会貢献

イベント等開催報告

がん患者を支えるためのシンポジウム「がんになっても自分らしく生きていくためには?」を開催しました。

イベント開催報告

2016年6月20日

公益財団法人在宅医療助成勇美記念財団研究助成 がん患者を支えるためのシンポジウム
がんになっても自分らしく生きていくためには?
―「生きる」を支えるセルフマネジメントプログラム―

共催:がん患者を支えるためのプロジェクト 豊橋創造大学 大野裕美研究室 、名古屋市立大学病院化学療法部
日時:平成28年5月14日(土)13時~16時
場所:名古屋市立大学病院 中央診療棟4階 第1会議室
参加:80人

がんになっても自分らしく生きるために・・・いまや、国民の2人に1人はがんにかかるという時代となり、がんは他人事ではなくなりました。しかし、がんは長期的な経過をたどることも少なくなく、がんを抱えて生きていくことの「生きにくさ」を少なからず患者は抱えていると言われています。自分のがんと折り合いをつけながら、自分らしく生きていくということは、どういうことなのか?本シンポジウムでは、がんとセルフマネジメントの関係性から「自分らしく生きること」について、考えていきました。

総合司会 NPO法人ミーネット(がん患者会):浅井正子 氏
チーフコーディネーター:豊橋創造大学准教授 大野裕美 氏

(前半)ミニレクチャー:

1 シームレスな療養支援の展開に向けて 名古屋市立大学病院 化学療法部部長 小松弘和 氏
2 がん患者を支える緩和ケア 岐阜県立多治見病院 がん専門看護師 山本知枝子 氏
3 私のがんとセルフマネジメント 乳がん体験者 青木則子 氏
4 がんになっても自分らしく NPO法人ミーネット がんピアサポーター 渡辺茂樹 氏

(後半)パネルディスカッション「がん患者の意思決定とセルフマネジメント」

がん患者の自己決定の概念の浸透、患者自身が抱える精神、身体、機能、身体、信条からみた負担、日本のがん医療水準から見たがん診療への向き合い方について、議論されました。がん患者が、自身のがんに対し、前向きに向き合うためにはどうしたらよいのか、キーワードは、正しいがん情報の収集、コミュニケーション、リラックス。正しいがん情報の収集には、ネット社会、情報過多、不正確な情報提供等、といった解決すべき課題が浮き彫りになりました。コミュニケーションは、家族間、患者間、社会間(職場)、患者・医療者間、医療者同士間、それぞれにおける充実が求められました。時にリラックスが、最高のパフォーマンス(医療のみならずがんと向き合う患者として)につながることも共有しました。
多職種医療専門者、がん患者の立場から発表・討論を行い、参加者からも多くの考え方を聞くこともできました。がん患者、その家族が医療専門者から知識を得るためのセミナーは多いですが、これからは、医療者自体が、患者さんの声を聞き、患者さんから学ぶ機会が望まれることの重要性を考えさせられるシンポジウムでした。

イベント等開催報告TOPへ