公立大学法人名古屋市立大学

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社会貢献

ひらめき☆ときめきサイエンス

27年度実績

2015年10月 1日

平成27年度
ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI
(研究成果の社会還元・普及事業)
実 施 報 告

プログラム名 「子どもの看護~看護体験を通して子どもへの支援を考えよう!~」

集合写真

開催日

平成27年8月17日(月)

実施機関
(実施場所)

名古屋市立大学
(桜山キャンパス)

実施代表者
(所属・職名)

山口 孝子
(看護学部・准教授)

受講生

高校生 26名
プログラムを留意・工夫した点

プログラム前半の講義では、「医療における患者様の権利と看護の役割」「プレパレーション」について講義をしました。看護学を学んだことがない高校生にもわかりやすくするため、まず検査・処置を受ける子どもの気持ちを考えたり、参加者の幼少期の医療体験を思い出してもらいながら、子どもが不安・恐怖を軽減でき、検査や処置を乗り越えられるような関わりについて説明をしていきました。そして、看護師の役割やプレパレーションについて理解してもらったあと、現在、臨床の看護師らと共同で取り組んでいるMRI検査を受ける子どもへのプレパレーションとその結果について説明をしました。今回は、まだデータ収集段階なので結果を統計学的に提示することはできませんでしたが、新しいプレパレーションの導入前後で、子どもの不安・恐怖や意欲の程度などを量的に比較できたら、看護の科学的側面をもっと理解してもらえたかと残念に思いました。 午後の見学や看護では、午前中の講義で学んだ「子どもの権利条約」や「プレパレーション」を臨床の中でどのように工夫し取り組んでいるのか、看護師や院内学級の教諭から話を聞いたり、看護用具をみたり、触ったりしながら参加者に具体的に理解してもらうことができたと思います。 また、2名の看護師から「日々の看護で大切にしていること」というテーマで講話をしてもらい、それぞれの看護師の看護観に触れ、参加者は小児看護に留まらず、看護という専門職に対する理解を深めることができたと思います。

当日のスケジュール、実施の様子

9時40分~10時00分 受付
10時00分~10時15分 開講式(挨拶、オリエンテーション、科研費の説明)
10時15分~10時50分 講義「医療における患者の権利と看護の役割」「プレパレーションとは?~その歴史と内容について~」
10時50分~11時00分 休憩
11時00分~11時30分 講義「プレパレーションの実際とその効果について」

講義写真

11時30分~12時30分 ランチョンセミナー(ランチをしながら看護師や学生とフリーディスカッション)

ランチョンセミナーの様子 ランチョンセミナーの様子

12時30分~14時30分 子どもの療養環境の見学(小児系病棟・外来、院内学級等)と看護体験(プレパレーション、ディストラクション、治癒的な遊び) ※見学と看護体験は4グループに分かれて交代で実施

実習の様子 実習の様子

実習の様子 実習の様子

14時30分~15時00分 講話「日々の看護で大切にしていること」病棟看護師からのお話
15時00分~15時30分 クッキータイム、学びの発表とまとめ、質疑応答
15時30分~16時00分 修了式(アンケート記入、未来博士号授与)

看護師のお話の様子 未来博士号授与の様子

16時00分 終了、解散

今後の発展性

現在、研究についてはデータ収集の段階であるため、今後、さらにデータを蓄積し、解析を行う予定です。また、我が国においては、プレパレーションの必要性は理解されているものの、実施方法がわからない、ツールがないなど、プレパレーションの実施を困難にさせている要因が報告されています。したがって、プレパレーションの実施者も子ども・家族も手軽に実施できるツールのさらなる開発、医療現場でプレパレーションを普及させるリーダの育成、実施者のスキルアップと自信の獲得などについても検討しつつ、プレパレーションのさらなる普及に向けて取り組んで行きたいと考えます。

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〒467-8601名古屋市瑞穂区瑞穂町字川澄1
名古屋市立大学学術課 ひらめき担当
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