公立大学法人名古屋市立大学

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社会貢献

ひらめき☆ときめきサイエンス

26年度実績

2014年10月 1日

平成26年度
ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI
(研究成果の社会還元・普及事業)
実 施 報 告

プログラム名 「3次元造形手法とその周辺技術を学ぼう!」

ひらめき写真

開催日

平成26年8月1日(金)

実施機関
(実施場所)

名古屋市立大学
(北千種キャンパス)

実施代表者
(所属・職名)

加藤 大香士
(大学院芸術工学研究科・准教授)

受講生

高校生 28名
プログラムを留意・工夫した点

実施代表者の研究課題においても多用され、現代ものづくりの基本プロセスになったと言っても過言ではない3次元造形手法を、高校生が分かりやすく体系的に学べるように留意しました。また、プロダクトデザインのアプローチ手法を交えながら、受講生に3次元造形手法とその周辺技術とに慣れ親しんでもらえる場を提供できるように工夫しました。
具体的には、ミニ講義において3次元造形手法の種類や事例を概説しました。また実習では、3次元デジタルモデリング・ソフトウェアを用いてのデザイン作業、3Dスキャナを用いた簡単な3次元測定とデータ処理、3次元造形装置及びNC切削装置を用いての実体製作体験などを行い、3次元造形手法によるものづくりのプロセスを体験してもらいました。さらに本学科の特色として、インダストリアルクレイを実際に扱い、質感やモデリングのやり方も体感してもらいました。実習では、事前にグループ分けしておいた参加者に対し、実施代表者と5名の実施協力者(大学4年生)が分担してサポートし、ローテーションしながら実習課題に取り組んだことで、限られた時間を有効に使えるように工夫しました。

当日のスケジュール、実施の様子

9時30分~10時 受付
10時~10時15分 開会あいさつ、科研費の説明、オリエンテーション(1日の予定説明)

実施の様子

10時15分~11時 実施代表者によるミニ講義

実施の様子 実施の様子

11時~12時 実習:3Dデジタルモデリングソフトウェアを用いてのデザイン作業、CAEソフトウェアによる物理シミュレーション体験、 クレイモデリング体験

実施の様子 実施の様子

12時~13時 交流会

交流会の様子

13時~15時 実習:午前のつづき
15時~17時 実習:3Dプリンタ・3Dスキャナー体験

実施の様子 実施の様子

17時~17時30分 修了式(アンケート記入、未来博士号授与)

実施の様子

今後の発展性

今回使用した3Dプリンタは、FDM(熱溶解積層)方式であり、ABSやポリ乳酸などの熱可塑性樹脂を熱で溶融し、 極細ノズルから射出、積層して造形する手順を参加者に学んでもらいました。ただし、複数種ある3次元造形手法の一つであり、扱う3次元データ形式と基本的な造形原理は共通しているものの、他の造形手法、たとえば、光造形法や粉末焼結法などは、講義にて説明するにとどまりました。そのため、それぞれの手法の特性を実際に体験、理解してもらうことは難しかったと考えます。将来的に設備などリソースが充実すれば、より充実した内容を展開することができるでしょう。
いわゆる3Dプリンタという用語は一過性のブームかもしれませんが、3次元造形手法は、マテリアル開発の進展に牽引されながら着実に工業生産技術の一部としての地位を拡張しています。プロダクトデザイン手法の観点からも、新しい3次元造形手法がラピッドプロトタイピングを加速し、境界領域研究、とくに未来の医工学デザイン研究を大きく進展させることに寄与すると考えられます。総評として、高校生に対する今回の事業においては、数ある技術の一部でしたが3次元造形手法と周辺技術に関する専門性と実際の操作とをバランスよく盛り込んだ内容が奏功し、参加者からのフィードバックも良好でした。

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〒467-8601名古屋市瑞穂区瑞穂町字川澄1
名古屋市立大学学術課 ひらめき担当
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E-mail
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