名古屋市立大学 大学院看護学研究科・看護学部

看護実践研究センター

地域連携セミナー 開催報告

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平成26年度地域連携セミナーを開催しました。

[掲載日:2014年09月02日]

開催概要
題名 地域で見守る子育て支援社会 ~児童虐待をなくすために~
講師 白石 淑江先生(愛知淑徳大学福祉貢献学部・教授)
日時 平成26年7月12日 13時~15時
会場 名古屋市立大学 看護学部棟 3階(308講義室)
参加者数 63名
参加費 500円
主催 名古屋市立大学看護学部看護実践研究センター
実施報告

児童虐待は、児童虐待防止法制定から十年が経過したにもかかわらず、残念ながら悲惨な事件が後を絶たない状況が続いています。虐待は子どもの生命を脅かし、その後の発育発達に深い影を落とします。その犠牲者の半数以上は低年齢児で、発生を予防するためには地域で見守る子育て支援システムが不可欠とされています。

第2回地域連携セミナーでは、永年にわたり健全な児童の育成のための地域社会づくりに尽力されている愛知淑徳大学福祉貢献学部白石淑江教授をお迎えして、「地域で見守る子育て支援社会 ~児童虐待をなくすために~」と題して講演をしていただきました。

講演では、児童虐待の背景として、親自身の生育歴や健康状態、孤立や貧困などの社会問題が複雑に絡み合っていることなどが説明され、児童虐待の発生予防に向けた「地域で見守る子育て支援システム」の意義、名古屋市内での子育て支援に関わる人々が連携するためのネットワーク連絡会など、地域の多様な社会資源による実効的な取り組みが紹介されました。

講演の後に、地域で実際に取り組んでいるセミナー参加者からたくさんの質問やコメントをいただきました。例えば、地域で活動している保育園の先生方からは実際の現場での取り組みやその課題が提示されたり、名古屋市の児童虐待防止の担当の方からは児童虐待への対策についての説明があったりと、活発な意見交換の場を提供するセミナーとなりました。

白石淑江教授のご講演、そして地域で取り組む参加者からの発言から、児童虐待をなくすために、地域にある様々な社会資源が連携していくことの重要性が確認されたセミナーとなりました。

受講者の感想(講演会終了後アンケートより)
  • 予防的な取り組みのベースがあって、虐待の防止をするという考え方がわかった。
  • 今年度より保健師として働き始めており、何も知らない状況だったので、母子保健や児童虐待の基本的なところについて学ぶことができました。
  • 支援事業に関わりながら、いつも深刻なケースにはなかなか届かないことに気がかりがありましたが、「すべての子育ての底上げ」が、問題解決につなげられる事が確認でき、意義深く聴かせていただきました。
  • 地域の子育て支援の具体的な方策を考えていく上で良かった。また、色々な方の意見を聞くことができ有効だった。今後に活かしていきたい。