名古屋市立大学 大学院看護学研究科・看護学部

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卒業生・修了生レポート

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平成23年3月大学院博士前期課程修了(地域保健看護学・感染疫学) 高久道子 さん [掲載日:2011年08月26日]
[卒後・終了後の進路]:(勤務先)NPO外国人医療センター(MICA) | (職種)研究員およびNPOスタッフ

滞日外国人のニーズにあった医療支援を行っていきたい。

修士研究にした「愛知県における在日スペイン語系ラテンアメリカ人の保健医療に関する情報行動とその環境要因に関する研究」を行ったなかで、愛知県を中心に滞日外国人への保健医療支援活動を行っている特定非営利活動法人(NPO)の外国人医療センター(MICA)に出会い、活動に参加するようになりました。MICAには、滞日外国人が一住民として日本人と同じく保健医療サービスを受けられるように、との思いを持つ医師や看護師、保健師などの医療従事者や、医療通訳者、そして保健医療分野に携わっていない方たちがボランティアとして参加し、毎月一回無料で健康相談会を実施したり、電話やメールによる医療相談、問診票など多言語資材の作成などを行っています。卒業後のMICAでの業務は、主に多言語での電話やメールによる相談対応や翻訳、新規事業の企画・実施などを行っています。愛知県は全国で2、3番に多く外国籍の方たちが暮らしていますが、保健医療や教育、労働分野においてまだまだ支援体制が整備されておらず、いろいろな課題が山積しています。そのために、NPOが当事者の声を吸い上げて、ニーズに合った支援を行い、ともに生活しやすい環境を作っていくことができると考えています。

また、MICAの活動以外に看護学部の研究員として、滞日外国人と保健医療、とくにHIVに関する研究を行っています。保健医療支援を行うにあたって、活動を科学的・学術的な評価ができるような研究を行い、日本で同じ支援を行っている団体や行政、機関、そして当事者の方たちに還元・共有していきたいと考えています。