名古屋市立大学 大学院看護学研究科・看護学部

研究室紹介

健康支援看護学   クリティカルケア看護学

手術や救急医療・集中治療を受ける患者とその家族、このような人々をケアする看護師を対象とした研究を行っています。

所属教員

所属教員一覧
(平成29年4月1日現在)
役職 氏名 研究室
教授
明石 惠子 202
准教授
嶌田 理佳 204
准教授
益田美津美 217
助教
大川 滋美 215

左から大川,益田,明石,嶌田
左から大川,益田,明石,嶌田

研究室紹介

研究室の様子は、下記のHPをご覧ください。

教育内容紹介

博士前期課程では、急性臓器障害や侵襲的治療によって生命の危機状態に陥った人の特徴や体験、患者や家族の看護問題や倫理的問題を検討しています。そして、患者の生命の維持、生理的機能の回復、苦痛の緩和、日常性の回復、セルフケア能力の回復/再獲得、QOL(生活の質)の向上を目的とした看護援助、家族への支援の方法を探究しています。

博士後期課程では、上記の内容をさらに発展させ、生命の危機状態に陥った人々の健康問題の探究と看護援助方法の構築を目指しています。

《専門看護師コース》

急性・重症患者看護専門看護師には緊急度や重症度の高い患者に対するケアとキュアの融合した直接的ケア、家族への支援、スタッフ間の調整などが求められます。最新の治療・看護の学修、事例に対する多面的な議論、職種間連携を考慮した実習を通して、高度な看護実践能力を有する看護師を養成しています。2007年度に設置され、2017年度から高度実践看護師(専門看護師)教育課程38単位となりました。

研究内容紹介

研究室メンバー

大学院生の関心に沿って、研究テーマを設定しています。具体的には、侵襲の大きな手術療法や救急医療・集中治療を必要とする患者とその家族、あるいは、このような人々をケアしている看護師を対象とした実態調査型の研究や介入研究を行っています。しかし、その多くが生命の危機状態場面における研究になりますので、対象者の選択やデータ収集方法、研究参加への説明と同意、研究実施施設の協力依頼など、検討すべき点がいくつもあります。そのため、学生は研究テーマの絞り込みや研究方法の検討に時間を要し、いろいろと悩んでいますが、研究指導教員との個別面談に加えて、月2回の大学院生ゼミ(前期課程・後期課程の学生と担当教員が参加)や院生室での学生間の情報交換などを通して、自分なりの研究に仕上げていきます。

研究事例

修了生の研究テーマ
  • 2016年度 博士後期課程

    森木ゆう子:救急場面における患者家族の特性・看護師の能力・システムの相互関係

  • 2016年度 博士前期課程

上野沙織:慢性心不全の急性増悪で集中治療室に緊急入院した高齢患者の生活の様相

宮崎直美:人工呼吸器装着中の患者が看護ケアによって体験した全人的苦痛

  • 2015年度 博士前期課程

    伊藤真規:突然の心肺停止で搬送された患者の家族への援助に関する看護師と医師の役割の認識

  • 2014年度 博士前期課程
    久野加奈:一般病棟における急変場面遭遇時の看護師の心理と対処行動
    伊藤美和:急性期病院に勤務する看護師の道徳的推論の実態
    中嶋武広:心臓血管外科手術を受けた患者の集中治療室再入室の実態と要因
  • 2013年度 博士前期課程
    間中美和:救急搬送され生命危機状態にある患者の家族の想い
    徳山博美:クリティカルケア看護領域の患者に対する「手を握る看護」の自律神経に及ぼす影響
  • 2012年度 博士前期課程
    川村知子:全人的な視点で分析した集中治療を受けている患者の苦痛とその要因―人工呼吸管理を受けた患者の分析―
    長尾大地:体位変換時の移動援助方法の違いが人工呼吸器装着患者の循環動態におよぼす影響
    土屋裕美:集中治療部門に勤務する看護師のターミナルケア態度の実態とその関連要因の分析
  • 2011年度 博士前期課程
    舘昌美:急性増悪したがん患者の救命に関するICU看護師の認識
  • 2010年度 博士前期課程
    丸谷幸子:人工呼吸器装着患者の苦痛体験についての事例研究
    大野美香:救急医療における終末期患者の延命措置に関する家族の代理意思決定過程と影響要因
    杉浦幸恵:クリティカルケア領域における人工呼吸器装着患者の鎮痛・鎮静に対する看護師・医師の認識
    渡邉弥生:再潅流療法を受けた虚血性心疾患患者の自己効力とQOL(生活の質)の関連
  • 2009年度 博士前期課程
    竹中利美:経口気管挿管による人工呼吸器装着患者の口腔乾燥の評価方法と関連要因
  • 2008年度 博士前期課程
    中神克之:術前消化器がん患者のHealth Literacyの現象
  • 2007年度 博士前期課程
    山田順子:胃がん患者の手術後半年間の体験と対処に関する研究
  • 2006年度 博士前期課程
    柳生典世:心臓血管外科手術患者における術後せん妄発症と発症要因に関する研究

ご案内

研究室の様子

クリティカルケア看護学では、以下の内容で定期的にゼミを開催しています。

  • クリティカルケア看護学ゼミ:大学院生の研究に関する議論の場として、個々の研究計画や研究結果の検討および文献クリティークを行っています。
  • 倫理的課題の検討:集中治療室や救急初療室で生じる倫理的ジレンマをとりあげ、修了生や他施設の看護師と一緒に倫理的な対応方法を議論しています。
  • CNS勉強会:専門看護師資格認定試験対策として、本学の修了生や近隣施設の専門看護師の協力を得て、専門看護師の機能に関する事例検討や文献講読を行っています。

関連リンク