名古屋市立大学 大学院看護学研究科・看護学部

研究室紹介

ケアシステム看護学   看護マネジメント学

所属教員

所属教員一覧
(平成30年8月1日現在)
役職 氏名 研究室
准教授
樅野 香苗 203
准教授
宮内義明 211

研究室紹介

研究室のメンバーは、准教授2名で構成されています。研究は各々が独立して行っており、看護教育、緩和ケア、看護情報の分野で研鑽を積んでいます。

教育内容紹介

【学部教育】

学部では基礎看護学の教育を担当しており、学生がひとりの人として、また専門職として土台作りができるような教育を行っています。1年生では、対象となる方への日常生活援助(環境整備、体位変換、ベッドメーキング、車椅子移動、バイタルサイン測定など)を通じて援助者として関係を構築することを目指し、2年生ではさらに高度な援助技術(フィジカルアセスメントなど)を適用しながら、問題解決技法である看護過程を用いて対象者の健康上の問題に対して看護の視点でアプローチすることを目指しています。看護の基本的な知識・技術を科学的な視点から、人との関わりを大事にしつつ学習します。

【研究科】

研究科では看護マネジメント学を担当しています。保健・医療における看護の質向上に向けて、ケアマネジメントの視点から、がんや苦痛を経験する人の理解、治療の副作用のマネジメント、がんと共に生きていく上で必要になる意思決定、心理療法やコミュニケーションスキル等の看護介入方法、ケアする看護師のストレスマネジメントを通して体系的に学習を進めていきます。

また、ICT化が進む今日の看護マネジメントでは、情報マネジメントの視点も欠かせないことから、看護情報の概略と情報リテラシーの基本について学び、情報から見た看護についての考察、看護情報を扱うシステムの諸要件、情報プライバシーに関する基本的知識を学ぶことで、看護情報を利活用した看護マネジメントの素地を習得することを目指します。

なお、専攻支持科目では、患者の苦痛軽減とQOL向上に寄与する看護支援方法について学ぶ「緩和ケア看護論」、がんと共に生きる人を理解しその看護援助を学習する「がん看護論」、医療・看護サービスの政策形成過程や看護政策の提言・立案・制度化について学ぶ「看護政策論」をそれぞれ担当しています。

研究内容紹介

【樅野】

  1. 乳がん患者のニードに基づいた看護支援方法の開発

    手術後一定の期間が経過した時点においても精神的苦痛の強い患者に対して、看護師が介入を行うことで苦痛が緩和されるかを検討しています。現在、プログラムの開発とその有効性の検討を進めています。

  2. 乳がん生存者が経験する再発脅威に関する研究

    がんの治療後、サバイバー(がん生存者)の方にとって一番心配なことが「再発」であり、再発に対する不安を緩和することは、重要な課題のひとつであると考えています。「再発への心配」尺度の日本語版の信頼性と妥当性を検証し、再発不安が少しでも軽減できるような看護支援方法について検討しています。

  3. 看護師および看護学生のストレスマネジメントに関する研究

    医療の高度化・複雑化によって看護師のストレスマネジメントは大きな課題となってきています。看護師がストレスに対処し、質の高い看護を提供できるために必要なシステムについて研究していきます。

【宮内】

  1. 保健医療データのデータマイニング

    健診データなど保健医療データに対して、ベイジアンネットワークをはじめとする確率推論的手法を適用し、潜在する知識をデータマイニングする研究を行っています。近年話題となっているビックデータの活用へ向けた知見となることを期待しています。

  2. 看護における電子カルテデータの利活用

    電子カルテの普及に伴い、看護の情報も電子化が進んでいます。電子カルテデータの利活用による医療サービスの向上が求められていることから、看護における電子カルテデータの利活用を推進するための要件について検討を行っています。

関連リンク