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留学・海外インターンシップ体験談 短期研修・実習

ニューサウスウェールズ大学 選択制臨床実習 岸田 巧さん

2016年4月 1日

オーストラリア
大学名 ニューサウスウェールズ大学
学部 医学部
留学期間 平成27年5月~平成27年6月(4週間)

今回私は選択制臨床実習の一環として、ニューサウスウェールズ大学(UNSW)医学部とその関連病院であるPrince of Wales Hospital感染症内科で学ぶ機会を頂きましたので、その体験を報告致します。

派遣決定時より沢山の思いを巡らせていましたが、その新鮮さや日本とのギャップの大きさは、想像を遙かに超えるものでした。特に印象的だったものとして、医学教育の違いという点について記しておきます。

私のチームには、UNSWの学生とイギリスからの学生が1人ずつおり、いずれも6年生でした。彼らと日本の医学生の間の差を感じたのは、臨床現場での力でした。オーストラリアの医学生は、1年生から週1日の病院実習を経験します。進級と共にその割合は増加し、4年生では週3日、5年生では日本と同じ週5日になります。低学年の頃から病院に訪れ、患者との接し方や医療従事者としての態度を身につけ、5年生の頃には日本の研修医と変わらない動きができています。身体診察や採血、カルテの記入を迷いなく行う姿から大きな衝撃を受けました。医学生に対する、医療スタッフや患者からの信頼という土台によって、この良い環境が成立していると思います。そして、それはオーストラリアの人々の国民性によるところが大きいように感じ、羨ましくもありました。日本ではオーストラリアと同じ環境を得ることは現実的に難しいですが、実習期間の増加や学生医という名称など、日本の枠組みの中で可能な限り欧米諸国に追いつこうという動きがみられるのは、非常に良いことだと感じています。

4週間という短い期間でしたが、この実習で得た発見と学びは数え切れません。この経験は、自分の医師人生にプラスに働くだけでなく、後輩の育成や日本の医療・医学教育に目をむける非常に良い機会となりました。お力添えくださった皆様方に、深く感謝致します。

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