名古屋市立大学 大学院人間文化研究科・人文社会学部

人間文化研究所

マンデーサロン

【開催報告2019年7月9日】新任教員着任講演会(長須正明教授・小川成教授)

[2019年07月09日]
マンデーサロン
新任教員着任講演会
「社会的自立の困難な若年離学者に対する学校を基盤とした支援ネットワーク構築に関する研究 -盛岡圏域地域連携ネットワーク会議の実践を通して-」長須 正明 教授
「不安や恐怖に対する認知行動療法 -パニック症を中心にー」小川 成 教授
2019年7月9日(火) 18時~19時30分
  • 報告
  • 本日のマンデーサロンは新任教員着任講演会という事で、長須正明教授・小川成教授のお二人からお話を伺いました。

    長須教授は「学校を基盤とした社会的自立の困難な若年離学者に対する支援」についてお話しくださいました。自由とそれに伴う自己責任を求めるような個人化が進む社会で、問題を抱える若者の把握と支援がないがしろにされてきました。そのような問題への対応としての学校を基盤とした途切れのない見守り・支援についてと、それに伴う社会的合意や問題解決の難しさといった課題について学ぶことができました。講義をお聞きしながら、労働人口の減少といった社会問題や、先々月に起こったひきこもりの男性による川崎殺傷事件を思い出し、社会的自立の困難な人々へのこのような支援の必要性を切に感じました。

    小川教授は「不安や恐怖に対する認知行動療法」について、パニック症を中心にお話しくださいました。認知行動療法とは、認知や行動を変えることにより感情を変え、精神的な症状を軽減させることを目的とする治療法で、パニック症など多く精神疾患に有効であることが示されています。名市大では、パニック症に対する認知行動療法の治療効果の予測因子や、治療効果発現のメカニズムの研究を行っているそうです。有病率は人口の2~3%といわれるパニック症。これまでのそしてこれからの研究が、今後のさらなる認知行動療法の発展と、パニック症に苦しむ多くの人の救いに繋がることを期待しています。

    柳沙弥(本学学部生)

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