名古屋市立大学 大学院人間文化研究科・人文社会学部

人間文化研究所

マンデーサロン

【開催報告2017年1月16日】マンデーサロン 人間文化研究所共同研究プロジェクト成果報告会(第1部)

[2016年12月15日]
マンデーサロン
人間文化研究所共同研究プロジェクト成果報告会(第1部)
2017年1月16日(月) 16時30分~18時
「名古屋の観光と文化発信」(代表:吉田一彦教授)
  • 内容:名古屋の文化伝統を、現代的・国際的な状況の中で、再活性化する活動、例えば、名古屋市と連携して行った「やっとかめ文化祭」などの活動について報告する。
  • 参加記
それにしても気持ちのいい研究発表であった。名古屋の観光といえば名古屋城がまず思い浮かぶが、お城にはほとんど触れず、それ以外でも他都市とじゅうぶんに張り合える名古屋をちゃんと見せてくれた。それがよかった。名市大生による『まちなか寺子屋』を簡単に紹介すると、
(1)歴史学の吉田教授のグループによる、熱田神宮の南、宮の渡しにある聖徳寺での寺子屋講座「尾張氏のミステリー」。場所がいい。宮の渡し辺りは戦災に会ったとはいえ、まだ往時の面影が少しは残っている。かつて芝居小屋や遊里が並び、都々逸(どどいつ)が生まれた粋な港町を想ってみたい。
(2)国文学の土屋准教授のグループは、「まち歩きなごや」。南区から熱田区へと旧街道伝いに旧跡を紹介。ブラブラ行けば、熱田・笠寺台地の奥ゆかしい高低差が魅力的だ。
(3)民俗学の阪井教授グループは、平安時代の歌謡である「催馬楽」の実演。南区桜台辺り
が舞台といわれ、長く廃絶状態にあった曲『桜人』の復元に挑戦。市博物館と協力し感動的な舞台となった。
(4)言語学の成田教授のグループは、「案内表示の多言語化の問題点」についての発表。「昇龍道」上の最大ターミナルである名古屋にとって避けて通れないテーマだ。
この何年か秋に、名古屋文化の華やかさと盛況さを市民の手で創り出している「やっとかめ文化祭」が続いている。研究発表からはそのメンバーである市大生たちの意気込みがいきいきと伝わってきた。名古屋文化の奥深さをしっかり印象付けてくれた。
「市民学びの会」会員 城 浩介
開催案内時のpdfは以下をダウンロード。
画像は報告者と会場の様子。

MS_20170116.pdf(675.9 KB)