名古屋市立大学 大学院人間文化研究科・人文社会学部

人間文化研究所

マンデーサロン

【開催報告6月20日】マンデーサロン スリランカ・ヒッカドゥワにおける観光開発-セックス・ツーリズムとロマンス・ツーリズムの観点から- Nirmala RANASHINGHE

[2016年07月25日]
マンデーサロン
スリランカ・ヒッカドゥワにおける観光開発
~セックス・ツーリズムとロマンス・ツーリズムの観点から~
講師 Nirmala RANASHINGHE (名古屋市立大学客員教員)
2016年6月20日(月) 午後4時30分~6時
海外旅行先として、日本人にとってまだ余り馴染みがないスリランカ。その南部の代表的なビーチリゾートにおける観光の特徴。さらにロマンス・ツーリズムという初めて聞くツーリズムの形態。未知なる世界への扉であるとの期待を寄せて、今回初めてマンデーサロンに参加することにした。
これまでも旅行中の現地女性と観光客男性との性的関係は取り上げられてきたが、今回の発表はスリランカ南部の観光地、ヒッカドゥワの男性が「ビーチボーイ」として女性観光客との間に新たな関係を築いているという点に注目した非常に興味深い内容であった。中でも、ビーチボーイが女性観光客との出会いを経済的なエンパワーメントの機会と捉え、国際結婚、その後の海外移住にいたる長期の関係性を築くこと念頭に置いていることからセックス・ツーリズムとは一線を画す「ロマンス・ツーリズム」とする視点に強い関心を持った。この新たなツーリズム形態の今後の動向にも注目したいと思う。
当初ロマンスという言葉からコンテンツ・ツーリズムをイメージしていた私にとって、今回の発表は驚かされると同時に新たな問題認識を得る貴重な機会となった。今後も自己研鑽の場として、是非マンデーサロンに参加したいと思う。
名古屋市立大学人間文化研究科博士課程前期1年 鈴木美香子