名古屋市立大学 大学院人間文化研究科・人文社会学部

人間文化研究所

コラム

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54回サイエンスカフェ 2012年9月15日(土)

[2012年09月15日]
54回サイエンスカフェ 2012年9月15日(土)
講師:上田敏丈准教授
テーマ:「保育園・幼稚園の先生は、何を『見守る』のだろうか?~子どもと関わるために~」

54回サイエンスカフェ 2012年9月15日(土)

54回目のサイエンスカフェの講師は若きホープ、上田敏丈准教授。
会場には園長、現役の保育者、子育て中の母親、学びたい意欲満々の紳士、私のようなかけだしの研究者等、実に様々なお顔ぶれであったように思う。
子育てにおいて「見守る」という定義から始まり、事例DVD視聴、ディスカッション、質疑応答という流れであった。それぞれの立場と視点から、思い思いの意見や質問が途切れることなくあった。
心に残ったキーフレーズは、「見守るということは、私はここにいるのよ~という安心感、子どもとの信頼関係」。保育者にはもちろんのこと、世の母親たち全てに聞いてほしいキーフレーズであった。日本の保育専門性の高さというキーフレーズも何度も紹介していただき、感情労働と言われる仕事であるがその礎を実感した指摘であった。
カフェには、リラックスしたり、議論を楽しんだり、好きなときに来て好きなときに出ていけるというイメージがある。そのため誰とでも対等の関係、すなわち、環境は様々だが、敬意においては対等の関係で話題と時間を共有して議論することができる場だと言える。
この日の会場は、いつものカフェではなく、講義教室であったが、それもまた新鮮で、加えて先生方始め、スタッフの方々の温かい雰囲気作り~まさに環境作りがNICE!~だったおかげで発言にも自然と笑みがこぼれたり、拍手が沸き起こったりするなど、まさにほっとするカフェテリア空間が大変居心地良く感じた。「え~もう終わり~?」「またやろうね~」「ありがとう」「楽しかった」。保育をするうえで子どもたちのこういった発言が出たら大成功! 楽しい時間に心から感謝申し上げる。

加藤博子(保育養成校実習担当教員、名古屋市子育てサポーター講座講師