名古屋市立大学 大学院人間文化研究科・人文社会学部

ジンシャの学生生活

ジンシャの学生生活

「中高・教職実践演習」最終授業(1月16日)

[2015年01月16日]

名古屋市立大学人文社会学部では、中学社会・中学英語・高校地歴・高校公民・高校英語、そして幼稚園の教員免許を取得することができます。
そのうち、中高の教員免許だけで、毎年20名余の学生・院生が免許を取得し、毎年合格者を出しています(名古屋市、愛知県、岐阜県、三重県)。ちなみに、 昨年度は7名(新卒6名・既卒1名)、本年度は4名(新卒2名・既卒2名)が実際に教員採用試験に合格しています。先輩たちも教師として頑張っています。
教育実習が全員終了した4年生の11月~1月にかけて、中高教員免許を取得するにあたり「学びの軌跡の集大成」として位置付けられる「教職実践演習」で は、「人間教育」を理念に掲げる名市大独自の内容で、現場の先生方をお招きしたりしながら、質の高い充実したゼミ活動を行っています。

2014年度 教職実践演習

4年間の教職課程のしめ!教職ゼミを終えて

今日、1月16日が教職ゼミのまとめの(最後の)授業でした。昨年11月から2限続きで、英語・社会の教員免許取得を目指す学生のためのゼミが行わ れてきました。4年間の総まとめです。"夜回り先生"の胸に響くドキュメンタリービデオから始まり、クラス目標を各自が発表したり、電車内での会話からコ ミュニケーションについて考えるなど、毎回笑いと感動と学びのある時間を過ごしてきました。
この4年間を振り返ると、特に教育実習ではそれぞれに辛い・苦い思いもありましたが、伝えること・わかることの難しさを実感したり、より教員への思いを強めるきっかけにもなりました。
また、同じ志を持つ学生たち・前向きに後押ししてくださる先生方と濃い時間を過ごすことで、名市大での毎日がより楽しくなり、学校という場の可能性の広さや人への影響力を強く感じました。
卒業後に教員にならない学生もいますが、この授業を通して伝え方の工夫や教員(社会人)としてのあるべき姿を自分に引き寄せて考えることができました。
これからも自分の個性や経験を活かしながら目の前の生徒(人)と向き合っていきたいです。
受験生のみなさん、ぜひ名市大に入って素敵で熱い仲間や先生と出会ってください。そして、教員や教育に少しでも興味のある人は、ぜひ教職課程に挑戦してみてくださいね。 (国際文化学科4年 C. K. )

私の考える名市大ジンシャの教職課程の長所は二つ、「多様性」と「少数精鋭」です。私がジンシャの国際文化学科を受験した動機は、なんとなく日本や 海外諸国の文化に興味があったというだけで、なりたい職業等といったたしかな将来像をもっていたわけではありませんでした。またこの学科は教員を養成する ための専門の学科というわけではなく、多くの人は民間企業に就職するか、もしくは愛知県や名古屋市などの公務員を目指します。
そういった中で、教員という仕事に興味をもった一部の人が、この教職課程の中で決められた講義を受講し、単位を取得していくことになります。つまり、多様 な価値観や将来像を持つ仲間たちと学校生活を送ることができ、その中で教職の意義を多角的な視野から捉えることができるのです。
教員という職業の一つの大義は、この国際社会の中で活躍できる有用な人間を育成することにあります。そしてこの社会は様々な職業に従事されている方々に よって構成されています。しかしながら、たとえば教育学部の中で皆が一様に教員を目指す環境で育っては、他の職業に対する理解度は著しく浅いものとなって しまいます。そのような人間が教員になって、生徒に対して将来の多様な可能性を語ったとしても、それはあまり魅力的なものとして生徒に響かないでしょう。
その点私の学科には、自動車業界やインフラ、銀行業や公務員、あるいは街角のパン屋さんなど、非常に多種多様な職業に就職予定の仲間がたくさんいます。彼 らとの交流は、今までの学校生活の中でも、またこれからの社会人生活の中でも、私の視野を豊かに広げ、また深め続けてくれる大切なものになるでしょう。
また「少数精鋭」についてですが、もともとジンシャは人数が少ないために、教職課程をとる学生の数も20名前後と比較的少ないです。しかしその分、講義の 中では全員がそれぞれの意見を発しやすく、ディベートやディスカッションなどを通して自らの教育に対する意識をより広く深く育てていくことができます。こ うした中で、教育実習という教職課程の山場ともいえるイベントに向けて着々と準備を積んでいくことができ、実習も無事に楽しく終えることができました。
また人数が少ないと、先生方の手厚い支援が隅々まで行き届きやすくなります。教員採用試験の過去問や、授業展開の参考のためのDVDなど、学生が必要とするさまざまな教材を用意してくださったことには非常に感謝しております。
何より他の人たちより多くの講義をこなし、数々の実習をともに経験してきた仲間たちとの絆はかけがえのないもので、全員が教員になるわけではありませんが、彼らとは生涯交流を続け、お互いの教員生活および社会人生活について情報交換をしていけたらなと思っています。
最後になりましたが、この教職課程において手厚い支援をくださった諸先生方並びに事務員の方々には心から感謝しております。来年度から教員になるにあたっ て、本学校で学んだことを心に刻んで精進していく次第です。本当にありがとうございました。 (国際文化学科4年 浅井泉芙)

こんにちは。私は卒業後の4月からは愛知県立高校の英語教員として勤務することになっています。ここでは、1そもそも私が名市大を選んだ理由、2私 の専攻と教職課程の関連、3教師を志した理由などをお話ししようと思います。高校生のみなさんの進路選びの参考になれば嬉しいです。

1 名市大は「いいところ」です
高校時代はとにかく英語が好きで、日々の予復習や受験対策に追われながらも、英語の勉強だけは苦痛ではなかったです。地元の姉妹都市交流事業を利用してア メリカに3週間ホームステイしたことがきっかけで、アメリカの政治や文化に興味がありましたし、当時はドイツの歴史に関心があったこともあり、文学、文 化、政治などを多面的に学べる名市大の人文社会学部国際文化学科を選びました。
名市大のキャンパスは名古屋市の街中にこぢんまりとあり、とにかくアクセスがよいです。少人数教育が売りの学校なので、友だちや先生方と落ち着いて勉強に 励めますよ。私はとくに自由な雰囲気が気に入っていて、音楽系の部活でコンサートを主催したり平和について勉強するボランティアサークルで活動したり、と にかく自分のやりたいことに挑戦できる環境が整っているところです。

2 教職の勉強で視野が広がりました
教員免許は、法律で指定された講義を受講し、単位を取得することで得ることができます。入学当初は「英語の先生っていいかも」というぼんやりとした気持ち で、教職課程を履修することにしたのですが、講義を受けるうちに教育の奥深さを実感し、どんどん引き込まれていきました。たとえば「日本国憲法」の講義で は、法学のクールな視点から立憲主義のあり方を学べましたし、「英米文学概論」「アメリカ文学」では、シェークスピアの時代のポエムから近現代のアメリカ の文学作品まで、当時の時代背景を学んだ上で一味違った切り口から鑑賞しました。その一方、私はアメリカ政治史・国際関係専攻のゼミに所属し、日米の戦争 や安全保障に関する英語文献を読んだり、ゼミの仲間と沖縄にある米軍基地について共同研究をしたりしました。
幅広い分野の講義を受け教養を深めると同時に、教師を目指す者として専門的な知識を身に付けたり自分の専攻を通じて社会の理解を深めたり、おなかいっぱい学べます。学校教育の視点からだけでなく、さまざまな側面から学べるのは、名市大だからこその魅力です。

3 アメリカ留学から帰ってきてから決断しました。
私は在学中、学科の留学制度を利用してアメリカの大学で日本語のティーチングアシスタントとして9か月間働きました。会話のクラスを担当していたのです が、教師としての責任を持って学生に接するやりがいを実感しました。この経験は今後の教員生活に生かしていくつもりです。あと、現地の学生と一緒に専門講 義も受講したので英語力もがっつり付きましたよ。
帰国してからしばらく進路を悩んでいたのですが、「やっぱり英語を教えたい!」という気持ちが強くなり、教員採用試験の受験を決めました。準備期間が2か 月ほどの短期決戦でしたし、とにかく必死で勉強しました。名市大の教職課程の学生用の勉強室では採用試験対策雑誌や過去問を閲覧できますし、担当の先生方 はとにかくやさしくエールを送り続けてくださいます。無事に合格をいただいた後も、「教育実践演習」があるので、教職課程の仲間と教育の在り方について ディスカッションしたり、現役教師を講師に招いてお話を聞いたり、春からのお仕事に向けてしっかり準備できます。実践的でとってもおもしろい講義です。

高校時代の英語への素朴な興味が、名市大や留学先の大学での専門的な学びにつながったことを振り返って、私は、英語は人生を豊かにすると信じていま す。「当たり前の価値観を疑ってみること」は学びの大事なキーワードです。日本語ではなく英語で物事を切り取るだけでも、世の中が変わって見えます。私は 自分を成長させてくれた英語が大好きです。高校生のきらきらした笑顔も大好きです。この気持ちを忘れずに、これからは職場でしっかり経験を積んで素敵な英 語の先生になりたいです。
高校生のみなさん、名市大はみなさんの持つ可能性を伸ばせる環境があります。ぜひ、名市大に来てください。そして教職課程で学んで、学びの楽しさを一緒に将来に伝えましょう。 (国際文化学科4年 鈴木桃子)