名古屋市立大学 大学院人間文化研究科・人文社会学部

ジンシャの学生生活

ジンシャの学生生活

「中高・教職実践演習」最終講義(2016年1月15日)

[2016年01月15日]

名古屋市立大学人文社会学部では、中学社会・中学英語・高校地理歴史・高校公民・高校英語、そして幼稚園の教員免許を取得することができます。
このうち、学部生・大学院生が中高の教員免許を毎年取得し、高い比率で教員採用試験の合格者を出しています(名古屋市、愛知県、岐阜県、三重県、大阪府等)。2015年度は5名(新卒3名・既卒2名)が試験に最終合格しました。既に合格した先輩たちも、「ゲストスピーカー」として母校の後輩を励ましに来てくれます。
1月15日の4限・5限は、中高教職課程の「学びの集大成」として位置づけられている「教職実践演習」の最後の授業でした。11月中旬から4限・5限の連続で開講してきたこの授業では、ときに現役の先生をお招きしながら、「教師になるための資質と能力」を再確認します。さらに、「持続可能な地域社会を作る教育」を理念に掲げる人文社会学部の特徴が生かせるようシラバスを工夫し、どの授業も質の高い討論を交えたゼミ形式で終えることができました。以下は、参加した学生さんの感想の一部です。

教職課程を終えて

教職課程最後の授業が終わり、いよいよ大学生活も終わりが近づいてきました。これから大学生になる受験生の皆さんがうらやましい...! そのくらい、大学生活は楽しいものであり、教職課程の授業も私の大学生活の大切な一部でした。
私は初めから教員になりたくてこの大学を志望しました。なぜ教育学部のある大学にしなかったのかというと、心理学をより専門的に学んで教育現場で生かしたかったからです。また、さまざまな将来を目指す人に囲まれていたほうが刺激的で視野も広がると思ったからです。
そんな受験生の頃の私の考えは大当たりでした。もちろん、授業はたくさん受けなければならないし、課題やテストやレポートは山積み、教職課程は履修する学生が少ないから授業内の発表や模擬授業などはすぐ順番が回ってきます。しかし、法律や宗教・思想、現代社会問題に心理学や教育学など、様々な分野の授業を受けたことで社会というものの見方が自分の中で広がったと感じましたし、人間というものについての理解が深まったと思います。また、これまで苦手としていた自分の意見を伝えるという行為に慣れ、自分に自信が持てるようになりました。新たな発想や視点に出会うこと、自分自身の考えが明確になっていく感覚はとても面白かったです。
名市大は決して教員養成に特化しているわけではありません。ですが、教師になるために必要なことは十分に経験し学ぶことができます。大切なのは自分が教師になりたいかどうか、そのことに常に向き合いながら教職課程に取り組むことだと思います。
たくさん迷って悩んでください! たとえ教師の道に進まなかったとしても、きっと4年後には成長している自分がいると思います。受験生の皆さんが名市大で、教職課程で少しでもそれを感じてくれたらうれしいなと思います。

伊藤 遼香(人文社会学部 人間科学科 4年、三重県中学校社会 最終合格)

1月15日(金)に、4年間の教職課程の集大成である教職実践演習の最後の講義を終えました。採用試験の勉強や実習などを一緒に乗り越えた9人の仲間との講義もこれで終了するのだと思うと、達成感と少しの寂しさを感じました。
名市大には、教員養成専門の学部や学科はありません。そのため、なんとなく教員免許を取っておきたい、という甘い考えでは通用しない厳しさが教職課程にはあります。かくいう私も、「せっかく勉強してきた英語を仕事でも使えたらいいな」という安易な気持ちで教職を取り始めました。課題の量や拘束時間が人よりも多く苦労した時もありましたが、ただ知識を詰め込むのではない、考えさせられる質の高い講義の受講は、非常に有意義なものでした。
また、名市大では教育以外にも幅広い分野を学ぶことができます。私は国際文化学科なので、歴史や文化、文学、政治など、さまざまな分野から日本や世界を学ぶことができました。大学生活で得た幅広い教養は、これから教壇に立つ自分にとってかけがえのない財産となったと感じます。
名市大に入って学業を充実させたい人には、素晴らしい人たちに出会える教職課程を受講することを強くお薦めします。

松日比 育美(人文社会学部 国際文化学科 4年、愛知県高等学校英語 最終合格)

教職実践演習は私にとって、この名市大での教職課程の集大成となりました。私は来年度から地元の岐阜県で、高校英語の教員として働きます。
この教職実践演習は教育実習を終えた、後期に受講することになっています。私にとっては教員になるまでの準備期間でした。もしかしたら、教員採用試験の合否が出た後に演習を受けることに対して、違和感を持つ方もいるのかもしれません。しかし、すべての授業を通して、私のように教員としての進路が決定した学生、あるいは公務員や民間企業といった就職先に決まった学生のどちらにとっても、とても意義のある授業でした。
授業では、学級運営について教師として話し合ったり、模擬授業を行ったりすること、コミュニケーションの授業やプレゼンテーションの時間があります。教職に関する視野を広げるだけでなく、私たち学生が主体的に参加し実践を重ね、授業を作り上げていく実感がありました。これらの経験は、社会人になってからも大いに役立つと思います。
教員になりたいという方、教員になるかどうかを迷っている方、教職に魅力を感じる方、是非私たちの後輩として、教職課程を受け、教職という仕事に触れてほしいです。

渡邊 あかね(人文社会学部 国際文化学科 4年、岐阜県高等学校英語 最終合格)